糸島に来てからすでに何度か東京と行き来しているが、移動することのストレスは驚くほど少ない。飛行機の価格も安く、時間もそれほどかからない。移動方法もどんどん洗練されてきているので、そこで成長する楽しみを味わっているくらいだ。

『マイレージ、マイライフ』という映画で、主人公は全米をまたにかけた仕事をしていているのだが、そこで「旅道」みたいなものをきわめていく。旅のスタイルをどんどんと洗練させ、そこに楽しみを見出している。

その楽しみが、なんとなく分かるようになってきた。「移動」には中毒性のようなものがあって、一度始めるとなかなか止まらず、むしろ加速する。「股旅」などという言葉もあるように、旅は人間にとって麻薬の一種なのだろう。それゆえ、古来より新天地を目指して旅をし続けてきたし、今後も例えば火星などの新天地を求め続けるはずだ。

さて、糸島に来てからしていることの一つに「引越し」がある。驚くこと