岩崎夏海さん のコメント
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クリエイターというのは、弱い存在である。この言葉は少し語弊があるかも知れないが、ある種の「奴隷」のようなものだ。市民の許しがないと生きていけないのである。
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。
奴隷的な立場で居続けると、同時に神のようにもあがめ奉られる。奴隷から神への転化って、意外にスムーズに行われるんですよね。
でもこれ、想像できない人には全く想像できないらしく、伝わらないです。だから、クリエイターの神的部分だけ見て、憧れる人というのもいるんですね。まあ、そういう人はクリエイターにはなれないのですが。
本当のクリエイターは、なろうと思った時点ですでに泥水をすすってつらい思いをしているので、奴隷と言われるとピンとくるんですよね。
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