ハックルベリーに会いに行く
FFVIIの功罪(1,724字)
今回は、FFVIIの功罪について考えてみる。
90年代に任天堂を逆転したソニー・スクエニ連合は、2000年代後半から一転その勢いを衰えさせ、代わって任天堂が再び鮮やかに浮かび上がってくる。
なぜこうした現象が起きたのか?
そこには、FFVIIという作品のもたらした功罪がある。良くも悪くもFFVIIが、ソニー・スクエア連合を一時の頂点へと導き、また再びの転落へと招くのだ。
さて、そんなゲーム業界の分水嶺ともいえるFFVIIは、1997年にリリースされる。それ以降、スクエニは基本的にFFVII的なものを追求し、一方で任天堂は、FFVII的なものを避ける。ここで、明暗が分かれる。
任天堂の再浮上において鍵となるソフトは、スプラトゥーンとゼルダの伝説BotWだ。両者はそれぞれ、海外で流行していたFPSとGTAを「任天堂風に解釈」し、再定義した。上手に換骨奪胎し、世界的な評価を受けた。
つまり、任天
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