ハックルベリーに会いに行く
テレビゲーム・電卓ゲームの誕生(2,261字)
ラルフ・ベアは「テレビをハック」した。ブラウン管というどこの家庭にもある「既存のもの」を使って、新しい魅力的な製品を考案したのだ。オデッセイというテレビ接続型ゲーム機を発明したのである。
これは衝撃だった。何より「テレビを使える」というのが魅力だった。それまで受動的だった「ブラウン管の映像」を、自分でコントロールできるとこの衝撃にユーザーは酔いしれた。そのため瞬く間に広がり、日本では「テレビゲーム」という呼称が定着するまでになった。
ラルフ・ベアのオデッセイに収録されていたゲームの一つを真似、ブッシュネルは「ポン」を開発する。1972年のことだ。これはアーケードゲームだった。
その後、訴えたベアと和解すると、今度は家庭用のポンを1974年に発売する。ここでも、ベアの「テレビを使う」というアイデアを真似たが、ビジネスモデルを真似ることはアイデアの盗用にはならなかった。この頃、ジョブズが40番
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。