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情報リテラシーはどうやったら身につくのか?:その5「本質的な美はむしろバブルの時代にこそ生まれる理由」(1,727字)
情報リテラシーは、美的感覚を身につけると養われる。なぜなら、正しい情報は圧倒的に美しいからだ。だから、美しさを見極められれば、正しさも見極められるというわけである。
しかしながら、美しさを見極めるのは難しい。特に、真の美しさを見極めるのは難しい。
なぜなら、美しさには「かりそめの美」と「永続的な美」の2種類があるからだ。そして、本当にだいじなのは永続的な美の方だ。かりそめの美はむしろまやかしである。それゆえ、惑わされやすい。本当の美を見極めるためには、このかりそめの美に誘惑されない必要がある。
かりそめの美と永続的な美の違いは、能の創始者・世阿弥が端的に表している。「かりそめの美」は「若さ」や「勢い」である一方、「永続的な美」は「いい年齢を重ねる」ということだ。違う言い方をすると「よく枯れる」ということである。
「よく枯れる」という現象の中にこそ、永続的な美がある。つまり、表面的には美しく
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