ハックルベリーに会いに行く
マンガの80年代から90年代までを概観する:その28(1,585字)
オタク第一世代は1950年代後半の生まれだ。ぼくは1960年代後半の生まれなので、彼らより10歳年下ということになる。
彼らがちょうどマンガやアニメに本格的に(オタク的に)目覚めるのは10歳頃だ。そのときは『巨人の星』と『あしたのジョー』の全盛期だった。だから、マンガの原初体験としてはこのムーブメントがある。
その後、青春時代を70年代とともに過ごす。70年代は変化が激しく、最初は永井豪やジョージ秋山といったアングラ的なマンガが流行るが、その後にチャンピオンブームが訪れる。そして末期になると高橋留美子やあだち充のラブコメブームだ。
ただ、チャンピオンブームやラブコメブームはいずれも70年代後半なので、この頃になるともう彼らは青年になっている。そしてこの頃の青年誌は、ちょうど大友克洋が出始めだったので、これにどっぷりハマるという構造になった。
ところで、70年代は変化が激しすぎるため、3歳違
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