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日本は人口が減少している。これを「経済が縮小する」と憂う人は多いが、そもそもそういう人は、経済とは何か――その本質を分かっていない。
経済の本質――それは「天気」に似ている。あるいは「環境」に似ている。意味は、「相関する要素が多すぎて、正確に予測できない」ということだ。
そもそも、コンピューターが進化した目的の一つは「天気予報」だった。なぜなら、天気は予測できるとこれほど経済効果の高いものはないからだ。
まず、予測に則って農産物の計画的な育成ができるし、人の動きも効率的に差配できる。大雨が予測できれば災害も予測でき、多くの人命を守ることができる。
そんなふうに、天気予報が正確にできるようになれば、簡単に儲かる。それは、まだコンピューターができる以前の人々も分かっていた。それで、どれだけお金をつぎ込んでも良いからコンピューターを進化させようとした。コンピューターが進化して天気が予測できるよう
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