ハックルベリーに会いに行く
令和日本経済の行方:その11(1,702字)
未来を予測するのは難しい。特に経済の予測をするのは難しい。
では、そんな予測するのが難しい未来の経済に対して、我々はどう備えればいいのか?
方法は二つある。一つは、「未来を予測しない」ということだ。逆の言い方をすると、「変化をしてもすぐに動けるようにしておく」ということである。
もう一つは、「非科学的に予想する」ということだ。違う言い方をすると、「未来を物語的に予測する」ということである。
このうち、前者の「予想しない」という考え方については、トヨタが興味深い取り組みをしている。ウーブンシティを作って、そこを実験の場にしているのだ。
トヨタは、「自動運転や電気自動車が当たり前になる未来」というのは予想している。しかし、そこでの自動車がどういうものになるか、社会がどうなるのかまでは予想していない。
その代わりに、実験場を作って、そこでいち早く「経験」しようとしている。その経験の中から、予想で
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