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khさん のコメント

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kh
最近の思考の流行なのかもしれませんが、何でもかんでも母親に理由を求めるのは浅はかだと思います。
第一に、岩崎さんは第二次世界大戦まで大家族の子育てだったから母親の育児の負担が軽く、
そのために愛情深く育てることができ、戦後は核家族になり負担増になったため、
母親がちゃんと子供を愛することが出来なくなり、その結果「非モテ」(?)になったと主張されていますが、
『パラサイトシングル』という著作を書かれた家族像研究の第一人者のお話では、
そもそも、子供を愛する、愛情というものが戦後に生まれた概念であって、
それ以前は、子供は家の後継者や労働力であったと言われています。
私は、その考察のほうが正しいと思います。
「モテる」から恋愛できる、結婚できるというのも、戦後に生まれた概念だと思います。
なぜなら「自由恋愛」そしてその末の結婚というものが、わずか50年前くらいから盛んになったのであって、
それまでは、ほとんど恋愛などしたことがない、ほとんど初対面の男女が見合いで結婚するということが一般的でした。
実際、私の祖父母や叔父叔母などを見ても、それは分かります。
以上のことから、「モテる」ということ自体がここ数十年に出来た新しい概念であって、
戦後の核家族化の結果、母親が子供を愛せなくなり、その結果「非モテ」が増えた、
という岩崎さんの主張は、いささか見当違いの思考であると思います。
No.4
140ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
ぼくの先輩にとてもモテる人がいて、ある時、「なぜそんなにモテるのか?」というのに興味を引かれ、じっくりと観察してみたことがあった。 するとやがて、彼がモテる理由のというのが徐々に分かってきた。 彼がモテていた最大の理由は、「お母さんに愛されている」ということであった。お母さんに、無上の愛で育てられた――そのことが、モテるということと深く関係していたのだ。 「無上の愛で育てられる」というのは、一言で説明すると「母は自分のためなら死ねる」ということを深く確信することだ。子供にそういう確信を抱かせることが、無上の愛である。そういう愛され方をした子供は、モテるようになるのだ。 なぜかというと、理由は二つある。 一つは、深い自信を抱くようになることだ。 「自分は生きていていい」 「この世に居場所がある」 「自分は愛されている」 そういうことに、深い確信を持てるようになる。そのことが、生きる自信につながるのである。 だから、堂々とできる。慌てない。心にゆとりがある。懐が深くなるのだ。 そういう人物がモテるのは、もはや自明のことだろう。これは男性も女性も一緒だ。男性も女性も、堂々として、慌てず、心にゆとりがあって、懐が深い人は、とてもとてもモテるのだ。 もう一つは、年頃の男女というのは、「独占欲」とか「強奪欲」というのをこじらせる。思春期の若者は、誰かから何かを奪いたい――と本能的に望むようになる。 なぜかというと、それが自分の「存在証明」につながるからだ。言うなれば「承認欲求」が満たされるのである。「誰かから死ぬほど愛されている人に愛される」ということは、自分がこの世に存在してもいいのだという確信を、やっぱり深くもたらしてくれるのだ。 誰からも愛されていない人に愛されたからといって、「承認欲求」はあまり満たされない。承認欲求というのは、誰かから強烈に愛されている人に愛されて、初めて満たされる。 だいじなのは、その人の本質的な良し悪しではなく、「誰かがその人を愛しているかどうか」だ。だから、男性も女性も、誰かから愛されている人に愛されることに、何とも言えない快感を覚える。それは男女関係における強烈なスパイスになるのだ。 そうして、母親に強烈に愛されている子供というのは、若者の独占欲、強奪欲を刺激するのである。その人が自分を愛するようになれば、その人の母親からその人を奪い、独占することになるからだ。これには、自尊心をこの上なくくすぐられる。承認欲求が深く深く満たされるのだ。 上記の二つの理由で、母親から愛されている人はモテる。 そのことが分かってから、「では、そうした『モテる人』――言い方を変えれば『母親から無上の愛で愛されている人』というのは、世の中にどれくらいの割合でいるのか?」ということを調べ始めた。母親に愛されているがゆえに、堂々として、慌てず、心にゆとりがあって、懐が深い人は、一体どれほどの割合でいるのだろう? すると、長年の観察の結果、だいたい1割くらいであることが分かった。意外に少なかったのだ。 そこで今度は、「なぜこれほどモテる人が少ないのか? あるいは逆に、非モテが9割もいるのか?」ということを考えてみた。 そこで一つ、分かったことがあった。 
ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。