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岩崎夏海さん のコメント

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岩崎夏海
>>1
このコーナーで取りあげている作品は、過去に見たものがほとんどです。
この記事のために見返したりしていますが、探すためにたくさん見る、ということはしていないですね。
今は見る本数は減りました。大学時代は1日2本、3本という時もありました。
映画を見る時間は、インターネットの発達で仕事がどこでもできるようになったので、そのやりくりで作るようにしています。
No.2
130ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
「スティング」はなかなかに哲学的な映画である。これは「詐欺」がテーマである。詐欺師が出てきて、詐欺をする話だ。 もっといえば、「嘘」がテーマである。嘘つきが出てきて、嘘をつくのである。 ところで、この映画の複雑なところは、役者が、嘘をつく「演技」をしているところだ。つまり、嘘をついているという「嘘」をついているのである。しかも、観客は、それが「嘘」だと分かっている。「嘘」だと分かっていながら、その「嘘」をつく「嘘」を楽しむのだ。 こう聞くと、何が本当で何が嘘か分からなくなる。そのこんがらがったところが、非常に哲学的で面白いのだ。 といっても、映画そのものは、そう難しい話ではない。というより、ものすごくやさしい筋をしている。とても分かりやすい話だ。それは、上記のような「構造」がそもそも複雑なため、やさしい話にしないとこんがらがってしまうからだ。そのため、あえてやさしい筋にしているのである。 しかし、実
ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。