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necさん のコメント

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nec
>>69
少し違うんじゃない?
個人が勝手に期待して勝手に失望するのは全く問題無いし、ごく自然な事だ
ただ、それを"批評家として評価"する以上、様々な観点から評価するべきだと思う

「伸び伸びと作った楽しい作品になるだろうと思うのは当然だ。」→「だから期待外れだった」→「終わり」
そうすれば、この流れは余りに馬鹿馬鹿しい
"そう思う人がいるのは当然だ"と推測するのは構わないけど、結局最後までそういう立場からしか映画を評価出来ていない
"そう思っていない人"の立場からは考えてもいないくせに「総合的に40点でした」

自分の感情「だけ」でしか評価できないなら、あのサイトの人は批評家を名乗るべきじゃないね
No.82
130ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
注:この記事はネタバレを含みます。 宮崎駿監督の最新作である、映画「風立ちぬ」が公開された。 ところが、その話題の大きさと人気の高さによってか、批評する人は褒める人も貶す人も(特に貶す人)、ほとんど浮き足立ったヒステリックなものになってしまっている。もっと直裁に言えば「見当違いなもの」になってしまっている。この映画が冷静に評価されるには、少なくとも10年は冷却期間が必要なのではないか――そんなふうにも思わされる。「千と千尋の神隠し」もそうだったが、この映画も、誰も冷静に批評しようとしないのだ。 そこで今回は、この映画を見た人がいかに冷静さを欠いており、その結果見当違いの批評をくり広げているかというのを、「超映画批評」というサイトに掲載された記事をサンプルに見ていきたい。 超映画批評「風立ちぬ」40点(100点満点中) 冷静さを欠いた批評その1 「勝手な予断を抱き、それが裏切られたことに対して恨みを抱く」 「この夏、どころか本年度ナンバーワン候補筆頭である本作は、「紅の豚」(92年)以来の飛行機映画ということで、強く期待されている。何しろ宮崎駿監督が無類の飛行機マニアであることは、いまや一般の人でも知る有名な事実。本作も監督の趣味全開、伸び伸びと作った楽しい作品になるだろうと思うのは当然だ。しかし、そんな風に素朴に期待する人にとって本作は強力な地雷になりかねない(「超映画批評」より抜粋)」 「宮崎駿監督が無類の飛行機マニアである」というのは、どうやら「有名」なことらしい。確かに、これまでの作品には、飛行機が印象的に登場するものが多かった。 しかしそのことをもってして、「風立ちぬ」が「監督の趣味全開、伸び伸びと作った楽しい作品になる」というのは、けっして「当然」なことではなく、評者の身勝手な「予断」というべきものだろう。 第一、映画の制作者たちは、作品の前宣伝で、むしろそうしたイメージを払拭することに取り組んでいたくらいだ。なにしろ、監督自らが、飛行機好きが勝手に抱く堀越二郎像を否定するような映画になる――と言明しているのだ。 それにもかかわらず、「伸び伸びと作った楽しい作品ではなかった」と怒り出すのは、言いがかりもいいところだ。そんな子供じみたことを平然と言ってのけられるほど、評者は冷静さを欠いているのである。 冷静さを欠いた批評その2 「映画を見るための知識が不足している」  
ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。