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競争時代を生き抜く方法♯9「時代の読み方――応用編」(2,475字)
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競争時代を生き抜く方法♯9「時代の読み方――応用編」(2,475字)

2013-12-13 06:00
    「時代を読む方法」にはいくつかのコツがある。
    その代表的なものの一つが、「人々が無意識で行っている行動に着目する」ということだ。
    人々は今、どういう行動を無意識的にしているか?
    ――それを読み解ければ、時代の流れというものが読めるようになる。


    例えば「もしドラ」でも、人々の無意識というものに着目した。
    企画した当時、中学生の間では「合唱」が流行っていた。それは、もちろん「合唱が楽しい」からなのだが、「なぜ楽しいか?」そこのところにぼくは注目した。

    中学生が合唱を楽しいと思う理由――それは、「みんなで一つのことをする」ということだ。
    合唱はカラオケとは違う。単に歌を歌いたければカラオケで十分だ。
    しかし彼らは合唱が楽しいのだという。だとしたら、カラオケと合唱の違いに着目するべきだ。
    そうしてその一番の違いは、1人でするか、みんなでするかということにある。合唱が楽しいということは、すなわち「みんなでする」のが楽
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