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MiKamihitoeさん のコメント

 新しい視点ですね。とても興味深いです。
 原発村住人と避難先の地元住民についての話をするならばマイケル・サンデルの名著「これからの正義の話をしよう」くらいは必読ですね。
 原発村住人は(普通の人もですが)色々な形で寿命を終えていくでしょう。一般論として。
 しかし飼い殺しという表現は実に的を射ていると思いました。
 当事者は長生きしても百年ほどでいなくなります。逆に言えばその百年さえ飼い殺して、やりすごしてさえしまえば原発事故は教科書の一ページになり、ただの教訓になりますからね。
 こんな書き方をすれば冷血な印象を持つ方も多いでしょうが、僕の大切な人やその家族も被害にあっています。他人事ではありません。が、感情的になっても事態は好転しません。
 なんだか今大きく問題になっている生活保護の不正受給を連想せずにはいられませんね。こういった被災して東電からお金をもらって遊んでいるのは、果たして「正しい」ことでしょうか。
 メディアで取り上げられているのは極端な一部にすぎません。しかしその一部がクローズアップされることによって、視聴者は「それが全てなのか」と誤認してしまうことさえあります。
 正しい知識と教養と品格が実際の行動に裏付けられて初めてそれらは意味と意義、そして責任があるのだと、再認識の必要性を感じました。
No.3
147ヶ月前
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ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。