ハックルベリーに会いに行く
バッティングの本質を考えることによって理解力を養う(1,801字)
最近、野球のこと――取り分けバッティングについて考えている。
というのは、王貞治さんのドキュメンタリーをYouTubeで見たからだ。
この動画は、誰がアップしたのか分からない。もしかしたら違法動画かもしれない。
しかしながら、ありがたい。これを見ることによって、大いなる情報を得ることができるからだ。
動画サイトがなければ、こうした情報を得るためには気の遠くなるような労力が必要だったろう。それをしないで済むというのは、本当にイノベーティブなことだと思う。
この動画を見ると、バッティングの本質がよく分かった。王貞治さんの一本足打法について、これ以上なく丁寧に描かれているのだ。
王貞治さんが一本足打法にしたのは、どうしても「詰まって」しまったからだ。もっと言うと、「振り遅れ」ていたからだ。
ところで、「振り遅れ」というのは、実は悪くないことである。なぜかと
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