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K2ndさん のコメント

最近はあまり映画を見なくなったのですが、僕が映像制作を本職にしていた時に沢山の映画を見ました。その中でもこの「パルプ・フィクション」は5本の指に入るくらいの屈指の名作として今でも僕の頭にブックマークされています。タランティーノ監督の作品はすべてみていますが、彼の最高傑作といえばこの「パルプ・フィクション」が真っ先に思い浮かびます。

僕がこの作品の最も凄いと思う部分は、物語の始まりと終わり方です。おそらく岩崎さんは既に購読されているとは思うのですが、『7つの習慣』という世界的ベストセラーの本のなかに我々人間にとって非常に重要な概念がでてきます。

「我々は探求をやめてはならない。そして、我々の探求の最後は、初めにいた場所に戻ることであり、その場所を初めて知ることである」ー『7つの習慣』T・Sエリオット

この概念は、僕がこれまで心の底から感動した作品にすべて内包されています。この「パルプ・フィクション」という映画史に残る不朽の名作でもそうですし、国民的RPG「ドラゴンクエスト」のロトシリーズ(I、II、III)でもそうですし、黎明期のパソコンゲームの金字塔である「イース」のIとIIもそうです。

岩崎さんのこの記事では主にブッチという登場人物しか触れていませんが、この記事を読んだ感想として真っ先に思い浮かんだのが「あれれ!?もしかすると岩崎さんはこの概念(視点)の凄さにまだ気づいてなのかな?」という疑問です。

映画史に残る不朽の名作「パルプ・フィクション」の一番の凄さは、我々人間にとって非常に重要な概念を内包しつつ、物語をループさせたことです。僕にとってはこれに尽きます。
No.1
144ヶ月前
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ハックルベリーに会いに行く
『もしドラ』作者の岩崎夏海です。このブロマガでは、主に社会の考察や、出版をはじめとするエンターテインメントビジネスについて書いています。写真は2018年に生まれた長女です。