ハックルベリーに会いに行く
週末に見たい映画#007「パルプ・フィクション」(2,454字)
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コメント
コメントを書く最近はあまり映画を見なくなったのですが、僕が映像制作を本職にしていた時に沢山の映画を見ました。その中でもこの「パルプ・フィクション」は5本の指に入るくらいの屈指の名作として今でも僕の頭にブックマークされています。タランティーノ監督の作品はすべてみていますが、彼の最高傑作といえばこの「パルプ・フィクション」が真っ先に思い浮かびます。
僕がこの作品の最も凄いと思う部分は、物語の始まりと終わり方です。おそらく岩崎さんは既に購読されているとは思うのですが、『7つの習慣』という世界的ベストセラーの本のなかに我々人間にとって非常に重要な概念がでてきます。
「我々は探求をやめてはならない。そして、我々の探求の最後は、初めにいた場所に戻ることであり、その場所を初めて知ることである」ー『7つの習慣』T・Sエリオット
この概念は、僕がこれまで心の底から感動した作品にすべて内包されています。この「パルプ・フィクション」という映画史に残る不朽の名作でもそうですし、国民的RPG「ドラゴンクエスト」のロトシリーズ(I、II、III)でもそうですし、黎明期のパソコンゲームの金字塔である「イース」のIとIIもそうです。
岩崎さんのこの記事では主にブッチという登場人物しか触れていませんが、この記事を読んだ感想として真っ先に思い浮かんだのが「あれれ!?もしかすると岩崎さんはこの概念(視点)の凄さにまだ気づいてなのかな?」という疑問です。
映画史に残る不朽の名作「パルプ・フィクション」の一番の凄さは、我々人間にとって非常に重要な概念を内包しつつ、物語をループさせたことです。僕にとってはこれに尽きます。
>>1
ぼくは「パルプ・フィクション」の廃れなさについて論じ、その観点からブッチに触れているので、ループ構造は本論とは無関係かと思います。
>>2
「パルプ・フィクション」を週末に見たい映画として紹介する記事で、この作品の最大のポイントにまったく振れないでいる無関係さに驚いて上記のコメントのような感想を書いたのですが、まだこの作品を見ていない人にとって私のコメントはネタバレ度がすごすぎて問題ありなコメントでしたね。
かなり前の作品だから最重要ポイントに踏み込んでも良いかなと思ったのですが、岩崎さんがそこに意図的にふれていないということでしたら大変失礼いたしました。
・廃れない「不朽の名作」に共通すると思う要素
1.キャラクターの意思や行動に作家が引っ張られる事
2.ループ構造
ではなくて?
まあとりあえず、そんなに名作っていうなら見てみようかな。
後、映画に全然関係無いんですけど、やっぱりアウトプットって大切だなと思いました。知識や考え方を血肉にする上において欠かせない気がします。論も構成も不格好な私ですが、自らの頭で捻り出した言葉を繰り出して行こうと思いました。
岩崎さんの文章は論も構成もとても勉強になります。しかしそこに異を唱えたり、視点を変えるみるという事もアウトプットの一つの醍醐味だと思っています。私が見出している840円の価値の中には、ある種「場の管理費」というものも含まれているのかもしれません。岩崎さんがコメントを丁寧に、時に力強く返すことで、思考する・熟慮するという事の意識を高く保っている気がします。
バーチャルな映画内世界の中に、いつも動かせないリアルな関係があることを気付かせる作品が、不朽の名作となるのでしょうか。
注)誤解されそうなのでネタバレ有りで補足しておくと…
"一つ分かったことがある。それは、不朽の名作はどれも、作者の作為性がほとんど見えない――ということだ。"
という本論に関してこの「パルプ・フィクション」という作品は、実際にはありえない物語のループという、作者の作為性が「最大のみどころ(オチ)」になっている作品ですwww
>>4
異論を唱えるのは実は簡単なので、あまり勉強にはなりません。良薬は口に苦しですが、ゴクンと丸飲みすることが、実は一番の学習になるんです。
>>5
映画って、実際に役者が演じているのを撮影しているものですから、必ずしもバーチャルばかりというわけではないんですよね。その境界線が曖昧になったところから、常識外れにリアルが流れ込んできた時に、不朽の名作になるのだと思います。
仕事帰りに寄ったコンビニでゴットファーザー1と2が千円で売っていたの見つけてしまい、、。気づくとレジに置いてました。(-_-;)
ハックルさんの言葉の波動が僕の腕を動かし財布からお札を抜いたのかもしれん(笑)なーんとなくパルプフィクション的な流れをちと感じ、ゴットファーザーの絵を脈絡ないノリで。
>>10
「パルプ・フィクション」と「ゴッドファーザー」は深いところでつながっていると思います。