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「言語能力」とは何か?
一般的に、それは「どれだけ多くの語彙を知っているか」と考えられている。
しかしながら、それは言語能力の一つの側面を表したに過ぎない。言語能力は、いくつかの能力から構成されるものの総体だ。
では、その「いくつかの能力」とは何か?
それは、以下の四つである。
第一は、前述した語彙力。これは「知識力」ともいうことができる。
どれだけ言葉を知っているか? これによって、言語に不可欠な、「言葉と、それが指し示すものの相関関係」を知ることができる。だから、知識力が高ければ、純粋に「言語能力」があるともいえよう。
それゆえ、知識力は言語能力の基礎である。
第二は、「構成力」。
言語というのは、「言葉」単体で成立するわけではない。それを「構成」することによって、初めて成立する。だから、言葉をたくさん知っていても、構成力が欠けているばかりに、言語を満足に使いこなせない人というのはたく
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