結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2022年5月17日 Vol.529
はじめに
こんにちは、結城浩です。
先週の火曜日、午後から急激に体調が悪くなり、結局水曜日も一日寝込んでいました (現在はすっかり回復しています)。
特に熱もなく、喉の痛みもなく、単に頭が痛いのと倦怠感で起きていられない状態でした。いつもならこれは「低気圧のせいだ」と判断する症状なのですが、調べても特に低気圧ではなさそうです。ネットにも同じような症状の人がいましたが、結局のところ原因らしいことはわからずじまい。
木曜日には回復して、いつもと同じ活動に戻ることができました。感謝です。
日頃の疲れが出たのかなとも思いましたが、私は別のことも考えました。
私はここ二年くらいは外出も少なめだし、人混みに行くときにはマスクをしていますし、手洗いも励行しています。そのために二年間ほとんど風邪すら引いていません。
それはけっこうなのですが、その一方で「風邪を引いて熱を出して一日寝込むというプロセスによる《リセット》を行っていない」という感覚もあります。この《リセット》は医学的なものではなく、単なる感覚的な話。
この《リセット》の感覚は、長期間動かしっぱなしで何となく重くなってきたMacBookの《再起動》みたいなイメージで捉えています。
そして、先週一日半ほど寝込んだことによって、その《リセット》が久々に行われた感があるのです。
仕事はそれなりに忙しいので、一日半休むことに気持ちの上では抵抗がありました。でも、具合が悪いときにがんばっても良いことはありません。思い切って休むのが一番ですよね。
火曜日の午前中の時点で、Software Designの連載原稿を仕上げておき、Web連載も7割くらいまで書き進めていたのでは大正解でした。対外的に影響があるこの二点が進んでいたので、心おきなく休むことができたともいえます。やはり、不測の事態に備えて、早め早めの行動を取るのは大事ですね。
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それでは、今回の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。