ジャズに心打たれた高校3年生の宮本大は、川原でサックスを独り吹き続けている。
雨の日も猛暑の日も毎日毎晩、何年も。
「世界一のジャズプレーヤーになる…!」
努力、才能、信念、環境、運…何が必要なのか。
無謀とも言える目標に、真摯に正面から向かい合う物語は仙台、広瀬川から始まる。
主人公の宮本大は、物語の冒頭においては特にジャスに詳しいわけでもありません。
知識は乏しく、テクニックは我流なので、彼の成長とともにゆっくりとジャズの世界を体験する事が出来るのも、この作品の面白さのひとつ。
今回はそんなアツいオトコ、宮本大から男前ポイントを学んでいきましょう!
オレ、ジャズが好きなんだ…
中学の卒業記念に聴きに行ったジャズの生演奏に心を打たれて以来、一流のテナーサックスプレーヤーになるべく、研鑽を重ねています。
それまではバスケ一筋の普通の学生で、楽譜は読めず、ジャズの何もかもを知らない、いわば感性のみで生きているような青年。
大はとにかく一生懸命で、音楽以外のことに関しては疎く、時として「痛い奴かも」と思わせる傍若無人ぶり見せますが、その熱は確実に周囲の人間を引き込んでいきます。
周囲に笑われても自分のやりたいことを貫ける、まさに男前の精神ですね!