“食欲の秋”と言われるほど、秋は美味しい食材や料理を目にする機会が多くなり、1年で最も食に対する欲求が高まりますよね。
サンマ、アジ、ナス、カボチャ、サツマイモ、クリ、カキ、ナシ……。様々な食材が旬を迎えるこの季節ですが、中でも高級食材として知られている『マツタケ』も、秋を代表する食べ物ですよね。
今回の『贅沢図鑑』では、最高級の国産マツタケとうたわれる“京都 丹波”のマツタケを紹介したいと思います!
昔から「香りまつたけ、味しめじ」という言葉(物事にはそれぞれ長所があるというたとえ)が示すように、独特の香りが特徴です。 一般的にはアカマツ林に生え、ほかにコメツガ、ツガ、ハイマツ、エゾマツなどの松林に生えます。
知っている方も多いかもしれませんが、実はマツタケって通常のキノコのような“地表に顔を出し、傘が開ききった状態”では香りも味も落ちるため、“地表からわずか1~2cm程度、顔を出した状態”つまり地面に埋まっているに等しい状態から見つけ出さないといけないのです。
そのため、マツタケを探すのは非常に困難を極め、価格高騰に繋がっていると考えられます。 また、“人工モノとして作ることができない”点や、生息場所として“痩せて乾燥した場所を好む”という点も価格高騰の原因と言われています。
栄養のある土地のほうが植物は好みそうなんですがね… マツタケはそこを嫌がるんです。それを踏まえ、マツタケの生産地では積もった落ち葉を取り除くなどの生育しやすい環境を保つという手間をかけています。
収穫時期は9月下旬から10月下旬で、その味わいは秋の到来を感じさせてくれるとか…。
他の原産地と比べ“非常に香りが強く”“歯触りが良く”“大ぶりのモノが多い”という点で最高級だと言われているようです。