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第123回 常夏の国で生きる女の秋のウラガワ(3)
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第123回 常夏の国で生きる女の秋のウラガワ(3)

2016-11-27 17:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第123回 常夏の国で生きる女の秋のウラガワ(3)


    ◆もくじ◆

    ・常夏の国で生きる女の秋のウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中 
     NHK-BS「シリーズ横溝正史短編集 金田一耕助登場! 第2回 殺人鬼」に出演しました
     「トイズマガジン」で、AV女優の香西咲さんとの対談記事掲載
     3月に台北ツアーが開催
     「岩井志麻子の千夜玩具物語」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    常夏の国の、「秋を生きる」女について綴っている今月。
    今号は、ベトナムはホーチミンの女達について。
    ベトナムは、岩井さんの長年の愛人Vが住んでいる国。
    行きつけのお店もたくさんある現地で、岩井さんが気になっている店員は……。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ​
    12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ
    2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ
    2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ
    3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ
    4月「春の喜怒哀楽のウラガワ
    5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ

    6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ
    7月「異国の夏休みのウラガワ
    8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ
    9月「秋風に謎めく過去のウラガワ
    10月「人生の秋を生きる女達のウラガワ
    11月「「結婚」に振り回される女達のウラガワ
    12月「出版業界の仕打ちのウラガワ」ほか
    2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ
    2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ
    3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ
    4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ
    5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ
    6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ
    7月「大人の夏の観察日記のウラガワ
    8月「大人だからわかる怖い話のウラガワ
    9月「『志麻子のヤバモンGO』なウラガワ
    10月「取り返せない夏の思い出のウラガワ

    ※上記以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ====

     もう十五年もお世話になっている、TOKYO MXの番組。毎週木曜にレギュラー出演しているのだが、今回からレギュラー陣はみんな強制的にといっていい雰囲気で、順繰りに夏休みを取ることになった。

     私は夏休みというには遅すぎる頃にその休日をもらい、さてどうしようとなれば外国旅行しかなかった。でも夫のいる韓国は無視して、最近ハマッている台湾と、長年の愛人がいるベトナムにした。この二か国は近い。台湾からベトナムは三時間くらいよ。

     そうして行ってみれば、現地の友達や合流した日本の友達、慣れ親しんだ愛人とのあれこれも楽しかったが、繰り返し書くほどではない現地の垣間見た女達が印象に残った。

     常夏の国に生きる、さほど若くはないが老いてもいない女達。つまり、秋を生きる女達だ。秋のない国に生きても、人生に秋は訪れる。それが今月のテーマになった。

                        ※

     前回前々回では、台北市内のバーの女達について書いた。今回は、その台北を経由して行ったベトナムはホーチミンの女達について書いてみたい。

     ホーチミンの中心地をやや外れたところに、もう行きつけといってもいい海鮮料理の店がある。外国人しか来ない日本のレストラン並みの金を取る高級店ではなく、屋台に近い庶民的な普段使いの店でもない。

     普通のベトナム人家族なら、毎晩来るのはちょっと支払いが苦しいかな。ちょっとした誕生会や親戚の集まりなどに使い、ややお父さんが奮発しなきゃならない程度の店だ。

     そこで以前からちょっと気になっていたのが、ニューハーフの店員だ。
     といっても普通の男が髪を伸ばして口紅つけて女物のTシャツ着てるだけで、胸はぺったんこだった。愛人Vによると、

     
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