オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第124回 冬を生きながら春を待つ女達のウラガワ(1)
◆もくじ◆
・冬を生きながら春を待つ女達のウラガワ(1)
・最近の志麻子さん
TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
「岩井志麻子のおんな欲」連載中
3月に台北ツアーが開催
「岩井志麻子の千夜玩具物語」連載中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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東南アジアを愛する岩井さん。
常夏の国で出会った、冬を生きながら春を待つ女達について綴ります。
岩井さんのベトナムの愛人Vの家庭はけっこう複雑。
彼のお父さんは三度結婚しており、Vは最初の妻の長男、お父さんはいまはアメリカに居るという。
Vは言う、「たぶんお母さんは今もお父さんを好きだ」「好きだから、あんなに憎むんだ」。
岩井さんも、Vのお父さんがモテるのは分かるようで……。
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2014年11月「「そんなプロもありか」な人達のウラガワ」
12月「「殺人者」たちから聞いたウラガワ」
2015年1月「「大人の冬休みの日記」なウラガワ」
2月「「大人の冬休みの日記のつづき」なウラガワ」
3月「ベトナム愛人との旧正月のウラガワ」
4月「春の喜怒哀楽のウラガワ」
5月「韓国人夫の失踪届けを出したら……のウラガワ」
6月「ホラー作家まわりの怪異のウラガワ」
7月「異国の夏休みのウラガワ」
8月「そろそろ怖い目に遭う予感のウラガワ」
9月「秋風に謎めく過去のウラガワ」
10月「人生の秋を生きる女達のウラガワ」
11月「「結婚」に振り回される女達のウラガワ」
12月「出版業界の仕打ちのウラガワ」ほか
2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ」
2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ」
3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ」
4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ」
5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ」
6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ」
7月「大人の夏の観察日記のウラガワ」
8月「大人だからわかる怖い話のウラガワ」
9月「『志麻子のヤバモンGO』なウラガワ」
10月「取り返せない夏の思い出のウラガワ」
11月「常夏の国で生きる女の秋のウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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私が東南アジア好きになったのは、やっぱり2002年にベトナムへ行ってからだ。いまだに続いているホーチミンの愛人Vの存在が一番だとしても、寒いのが本当に苦手で夏を愛する私は、真冬に訪れた常夏の国そのものに恋をした。
台湾を東南アジアといっていいのかどうかだが、私の中では愛する南国だ。このところ台湾ブームも私の中に来ていて、台湾経由でベトナムというコースが定着しつつある。ついに来年2月には、岩井志麻子と行く台湾、なんてツアーも組まれたほど。
先月も、常夏の台湾とベトナムで会った女達を書いた。これが読まれる頃はすでに日本は冬だが、彼女らの生きる街は30℃超えのままだ。
先月は、それでも秋を生きる女達という雰囲気で書いたが。今月は、冬を生きながら春を待つ女達、という感じになる。たとえ生まれたときから、夏の国に居ても。
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すでにけっこう書いているが、愛人Vの家庭はなかなか複雑だ。彼のお父さんは三度も結婚していて、Vは最初の妻の長男。同じお母さんから生まれたのは、男ばかり四人。
そしてVのお母さんが最後に産んだ末弟Bと、お父さんの二番目の奥さんが産んだ息子は歳が半年しか離れていない。