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第162回 捨ててもいいじゃないかのウラガワ(3)
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第162回 捨ててもいいじゃないかのウラガワ(3)

2017-12-31 15:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第162回 捨ててもいいじゃないかのウラガワ(3)


    ◆もくじ◆

    ・捨ててもいいじゃないかのウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん 
     大みそかは、TOKYO MXの年越し特番生放送に出演!
     太田出版よりイヤミス『嘘と人形』発売中

     角川ホラー文庫より『現代百物語 不実』発売中
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    もう2017年も終わりです。
    「捨てる」をテーマにおおくりしてきました今月、今号は前回の続きで、愛人だった「金ちゃん」を捨てた話です!
    そこには、ある夜の出来事がありました……。
    さらに以前に付き合っていたSという韓国人男性と、金ちゃん、そして夫のジョンウォンとの違いとは?


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~15年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ
    2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ
    3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ
    4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ
    5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ
    6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ
    7月「大人の夏の観察日記のウラガワ
    8月「大人だからわかる怖い話のウラガワ
    9月「『志麻子のヤバモンGO』なウラガワ
    10月「取り返せない夏の思い出のウラガワ
    11月「常夏の国で生きる女の秋のウラガワ
    12月「冬を生きながら春を待つ女達のウラガワ
    2017年1月「自分を重ねてしまう若者たちのウラガワ
    2月「冬に聞いた奇妙な怪談のウラガワ
    3月「春のさなかに聞いた怖い話のウラガワ
    4月「木の芽時な人達のウラガワ
    5月「五月だけどさわやかになれない人たちのウラガワ
    6月「面識なしでも喜怒哀楽を喚起する人々のウラガワ
    7月「ほんのり怖い人達のウラガワ
    8月「真夏なのに秋の予感な有名人たちのウラガワ
    9月「私が見たテレビの中の人のウラガワ
    10月「大人だけど枯れるには早い人たちのウラガワ
    11月「年下韓国人夫とのアジア旅のウラガワ



    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     クリスマスに忘年会、私の場合は誕生日もあり、いろいろ楽しみではあるけれど落ち着かない雰囲気にもなる十二月。そうして大半の人が、新たな年を迎えるに当たって大掃除をしなきゃ、という気分になる月。私だって、それなりにやってしまう。

     今まで絶対に本だ気は捨てられなかったのに、ある本がきっかけで捨てられるようになったという、私としては思いきった断捨離の話も最初に書いた。

     そして前回は、人に対しても捨てるだの捨てられただのいうよなぁとしみじみし、不要だから整理、処分ってのは人に対しても確かにあるとも書いた。

     物と違って、こっちが捨てたと思っていたら、向こうも捨てられたではなくこちらから捨てたんだと思っている場合もある。韓国の昔の恋人Sも、結局は二年くらいしか続かなかった愛人の金ちゃんも、「こちらから志麻子を捨てた」としているだろう。

                        ※

     昔ながらの儒教の教えが、今も隅々まで浸透している韓国。もちろん、素晴らしい点も多くある。親孝行だし年長者は敬うし、立身出世に邁進して向上への努力を惜しまない。

     なんだかんだいいながら、けっこう痛い目にも遭わされながら、私の韓国への愛が尽きないのは、たくさん善き韓国人達に出会えたからだ。

     しかし、どうにもしんどくて別れてしまった韓国男も二人いる。今の夫のジョンウォンとも何度か本気の離婚を考えたが、そのたびになし崩し的にヨリが戻っている。戻らないのはかなり昔の恋人Sと、ちょっと前の愛人の金ちゃんだ。

     
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