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第161回 捨ててもいいじゃないかのウラガワ(2)
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第161回 捨ててもいいじゃないかのウラガワ(2)

2017-12-15 23:30

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第161回 捨ててもいいじゃないかのウラガワ(2)


    ◆もくじ◆

    ・捨ててもいいじゃないかのウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     12/16(土)「オメ★コボシ40」開催
     太田出版よりイヤミス『嘘と人形』発売中

     角川ホラー文庫より『現代百物語 不実』発売中
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    あっと言う間に12月も半ばです。
    今月のテーマは、「捨てる」。
    今回は何と、愛人だった「金ちゃん」を捨てた話! 
    「ダメ男が続いた私には、画期的な高学歴・高収入・高身長の男であった」のに、なぜ捨てたのか!?
    年下夫・ジョンウォンの前に付き合っていた韓国人男性についても!


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~15年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2016年1月「会えなかったけど気になる女たちのウラガワ
    2月「接点がないのに気になる人たちのウラガワ
    3月「嘘をつかずにいられない人たちのウラガワ
    4月「春のおかしなお便りの数々のウラガワ
    5月「距離感のおかしい人たちのウラガワ
    6月「台湾から連れてこられたある女性のウラガワ
    7月「大人の夏の観察日記のウラガワ
    8月「大人だからわかる怖い話のウラガワ
    9月「『志麻子のヤバモンGO』なウラガワ
    10月「取り返せない夏の思い出のウラガワ
    11月「常夏の国で生きる女の秋のウラガワ
    12月「冬を生きながら春を待つ女達のウラガワ
    2017年1月「自分を重ねてしまう若者たちのウラガワ
    2月「冬に聞いた奇妙な怪談のウラガワ
    3月「春のさなかに聞いた怖い話のウラガワ
    4月「木の芽時な人達のウラガワ
    5月「五月だけどさわやかになれない人たちのウラガワ
    6月「面識なしでも喜怒哀楽を喚起する人々のウラガワ
    7月「ほんのり怖い人達のウラガワ
    8月「真夏なのに秋の予感な有名人たちのウラガワ
    9月「私が見たテレビの中の人のウラガワ
    10月「大人だけど枯れるには早い人たちのウラガワ
    11月「年下韓国人夫とのアジア旅のウラガワ



    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===


     十二月になると、クリスマスの予定はどうだ、忘年会がいくつある、といった楽しくもせわしないあれこれが待っている。私の場合、誕生日もあるしね。

     そして、大掃除しなきゃという声もよく聞こえてくるようになる。前回は、もう読まないのではなく一度も読むことはないと思われる、贈呈本などの自分で買ったわけじゃない本の処分について書いた。

     絶対に捨ててはいけないと思いこんでいたものを捨てた、意外なほどのすっきり感。

     そして、世間では人に対しても「夫に捨てられた」「親を捨てたも同然」みたいな言い方がなされている。人をゴミ箱に放る、人を粗大ごみ集積所に持っていくわけではなく、正確には「別れた」「縁を切った」なんだけどね。

     今月はそんな、「捨ててもいいじゃないか物語」を特集する。

                         ※

     何度かこの連載でネタにしてきたけど、いっとき私には韓国人の愛人、通称・金ちゃんてのがいた。夫のジョンウォンが浮気、離婚問題で揉めていっとき失踪してたのも書いたけど、そのときに知りあったのね。

     ダメ男が続いた私には、画期的な高学歴・高収入・高身長の男であった。ジョンウォンは身長だけはあるんだけどね~、あとは清々しいほど、何もないっ。

     にもかかわらずジョンウォンとヨリを戻し、金ちゃんとは別れてしまった。ジョンウォンのために泣く泣く金ちゃんと別れたのではない。
     だって、威張ることじゃないけど長年の愛人ベトナムのVとは相変わらずだもの。今も変わりなく続いているし、ジョンウォンのために別れる気もない。

     金ちゃんと別れた理由を書く前に、ちょっと切なくもトホホな昔話もしておく。

     かなり昔のことになるが、ジョンウォンより先に知りあって付き合っていた韓国男がいた。日本人も多く泊まる、繁華街の明洞のあるLホテルに勤めていた。

     
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