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第203回 台湾で初めて会った人たちのウラガワ(2)
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第203回 台湾で初めて会った人たちのウラガワ(2)

2019-02-28 21:15

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第203回 台湾で初めて会った人たちのウラガワ(2)


    ◆もくじ◆

    ・台湾で初めて会った人たちのウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     新刊『シマコの週刊!?宝石 』光文社文庫より発売
     5/12(日)「オメ★コボシ45」開催
     映画『シラユキサマ』公開記念対談 岩井志麻子×徳光正行×諸江亮 公開
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    岩井さんがたびたび訪れる台湾。
    日本人向けバーを経営する友人・辰美さんと連れ立って行った、これまた日本人向けの料理店。
    そこである女性と鉢合わせて、辰美さんは「しまった~」という顔をしたのだが、そのわけは……。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~17年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2018年1月「命や生きることについて考えたウラガワ
    2月「人はなかなか変わらないのウラガワ
    3月「きれいに卒業できない女たちのウラガワ
    4月「新たな出会いの不気味なウラガワ
    5月「良い季節でも人は病むウラガワ
    6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ
    7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ
    8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ
    9月「大人になりきれない人達のウラガワ
    10月「ベトナム旅行チン道中のウラガワ
    11月「しみじみしんみりな出来事のウラガワ
    12月「来年まで引きずりそうなアノ人のウラガワ
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===


     愛人がいるベトナムと、女友達がいる台湾。この二か国は近いため、最近は同時に回ることが多い。今回はベトナムより台湾の方が、何やら濃いひと時を過ごしてしまった。

     ベトナムは愛人とべったりだし。愛人の周りのベトナム人はあまり言葉が通じないので、そんな深い話ができない。台湾は在住の女友達である辰美さんも日本人だし、日本語ができる台湾人も多く、けっこう突っ込んだ会話ができてしまうのだ。

                        ※

     当然ながら台北の辰美さん行きつけの店には、辰美さんの知り合いや友達の日本人がよく来る。在住の彼らは個性的で楽しい人ばかりだが、たまになんともいえない人もいる。

     たまたま辰美さんに連れて行かれた、新装開店の日本料理店。客はほとんどが日本人だと、店内に入った瞬間にわかった。そして傍らの辰美さんがある客を見つけ、しまった~、という顔をしたのも見逃さなかった。

    「えっ、うっそー、辰美さんに……もしかして岩井志麻子さん!?」
     わざとらしいはしゃぎ方に甲高い作り声。駆け寄ってきたその佳乃子さんは、実は私や辰美さんより一回以上も上だと後から聞いたが、なんとなくわかった。

     それでも周りからは三人は同世代、いや、辰美さんが一番若く見えた……かもしれない。
     顔にシワ伸ばしの注射を打ちまくり、ほっぺたパンパンおでこテカテカ唇ぷくぷくに加え、それこそ私があと一回り若くても着るのをためらうような派手なピタピタのミニドレス。女でも目のやり場に困るほど、胸元も大きく空いている。

     辰美さんによる、佳乃子さんご本人の前ではいえない人物評はこんな感じだ。
    「佳乃子さんて日本でもヤ×ザの情婦だったけど、こっちでもその筋の台湾男と付き合ってる。自称コンサルタント業、自称アドバイザー、なんだけど。
     
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