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第210回 こういう人いるよねという出会いのウラガワ(3)
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第210回 こういう人いるよねという出会いのウラガワ(3)

2019-04-30 23:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第210回 
    こういう人いるよねという出会いのウラガワ(3)

    ◆もくじ◆

    こういう人いるよねという出会いのウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん 
     岩井志麻子と行くタイツアー 参加者募集中
     5/12(日)「オメ★コボシ45」開催

     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    軽い出会いであっても、後を引くことがある。
    花見帰りの切ない宴会のエピソードを今回はお届け。

    花見の二次会で男女で飲んでいた岩井さん。メンバーの男性が、有料で来てくれる女性を呼べるアプリを使って、二人の女性を呼び出した。タイプの異なる二人に、男性陣がとった態度について、岩井さんは思うところがあって……。


    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~17年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2018年1月「命や生きることについて考えたウラガワ
    2月「人はなかなか変わらないのウラガワ
    3月「きれいに卒業できない女たちのウラガワ
    4月「新たな出会いの不気味なウラガワ
    5月「良い季節でも人は病むウラガワ
    6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ
    7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ
    8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ
    9月「大人になりきれない人達のウラガワ
    10月「ベトナム旅行チン道中のウラガワ
    11月「しみじみしんみりな出来事のウラガワ
    12月「来年まで引きずりそうなアノ人のウラガワ
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     いつだって出会いと別れはあるものだが、三月が別れの季節なら、四月は出会いの季節。かなり自分の人生に影響を与える劇的なそれもあるが、軽いわりに後を引くものもある。

    「こんな人、今まで見たことない」というより、「なんか、こういう人っているね」と半笑いになってしまうような。今月は、そんな人達を書いてきた。四月の締めには、花見帰りの切ない宴会の話をさせてもらう。

                        ※

     私はパソコンやスマホで仕事関係のことだけでなく、様々な買い物やホテル予約などもして、日々の生活になくてはならないものとなっているが。出会い系というのだけは、一度もやったことがない。え~、意外ね、とかいわれちゃうけど。

     否定しているのでも忌避しているのでもなく、それらでいい出会いもあるし、結婚にいたった人達もいるのは周りにも実例がたくさんあるのも知っている。

     ただ単に私自身が、犬も歩けば主義というのか、現物支給がありがたいというか、リアルに出会う人達で充分いろいろ間に合っているからだ。

     という話を飲み会でしたら、じゃあ今ここでやってみるか、と男達がいい出した。ちなみにその飲み会は男が三人で、女は私と同い年の友達二人。女友達は昔からの仲良しだが、男達は仕事関係で二、三回会ったくらいの間柄。
     大勢での花見の帰りに、なんとなくこの人数で飲み直そうとなったのだった。

    「このサイトにつなげると、有料で飲み会に来てくれる女を探せるんだよ」
     そういうのを活用しまくっている男の一人が、さっそくスマホを取り出す。新宿区歌舞伎町の××って店に三十分以内に来れる人、と入力したら、即座に二人の女から返信がきた。どちらも二時間で一万円だという。

     こういうので、車を呼べたり民泊を探せるアプリもあるのは知っている。でも、それらとは違う。車、家ではなく人を呼び、人を選ぶのだ。

     私がその女と二人きりになるんじゃないのに、なんだか動悸が高まった。楽しいことよりも、怖いことや哀しいことが起こりそうな予感がした。
     
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