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第215回 私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ(2)
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第215回 私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ(2)

2019-06-30 20:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第215回 私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ(2)

    ◆もくじ◆

    私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ(2)

    ・最近の志麻子さん 
     8/12(月・祝)「オメ★コボシ46」開催
     岩井志麻子と行くタイツアー 参加者募集中
     角川ホラー文庫より『忌まわ昔』発売中
     TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
     「岩井志麻子のおんな欲」連載中
     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    晴れた日にはあまり気にならないようなことも、思いを巡らせてしまう雨の日。
    今回「プロファイリング」してみたのは、売れないアイドルからAV女優になったミーナ(仮名)。
    アイドル時代はある男性にプロデュースされていたのだが……。

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~17年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2018年1月「命や生きることについて考えたウラガワ
    2月「人はなかなか変わらないのウラガワ
    3月「きれいに卒業できない女たちのウラガワ
    4月「新たな出会いの不気味なウラガワ
    5月「良い季節でも人は病むウラガワ
    6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ
    7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ
    8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ
    9月「大人になりきれない人達のウラガワ
    10月「ベトナム旅行チン道中のウラガワ
    11月「しみじみしんみりな出来事のウラガワ
    12月「来年まで引きずりそうなアノ人のウラガワ
    2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ
    2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ
    3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ
    4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ
    5月「働くということについて考えたウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     プロファイリング。過去の事件の統計的な資料を元に、新たな事件の犯人を推理していく。私が若いときは、そんな言葉なかった気がする。実は、切り裂きジャックの時代からあったらしいけどね。
     プロファイリングなる言葉をよく聞くようになったのは、94年にロバート・K・レスラーなる元FBI捜査官の本がベストセラーになってからだという。

     梅雨どきになると、約束があるとかどうしても行かなきゃならない用事があるってのをのぞき、外出が面倒になる。雨がやんでからでいいか、みたいに。
     でもって、もそもそ原稿書きなんかしていると、ふいに私なりに妙なプロファイリングってのをしてみたくなったり、してしまったりしている。晴れた日には、あまり気にならない人達について。

                        ※

     その業界にも横文字にも弱い私には、彼の仕事の呼び名がよくわからないのだけど。知り合いの何人かが彼を知っていたので、一連の物語を聞くことができた。

     トクヤはプロデューサー、イベンター、プロモーターなどを名乗り、マニアにしか知られていない地下アイドルや無名ミュージシャンの小さなイベントを企画していた。
     海外スーパースターの武道館コンサート、日本を代表するアーティストが集結する大規模な野外ロックフェスも手がけたと吹くが、現実と落差がありすぎた。

     そして彼の手がけるライブや舞台には必ず、ミーナという地方の地味な地下アイドルがいた。いつか全国区のアイドルになりたいという夢を持つミーナとしては、トクヤは東京の業界の大物というのを信じたかった。

     いや、半ば疑っていても、そして彼が下心バリバリなのも痛いほど感じていても、彼ほどミーナをちやほやして大事にしてくれ、定期的に仕事をくれる男はいない。

     
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