オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第216回 私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ(3)
◆もくじ◆
・私なりのプロファイリングをしてみたウラガワ(3)
・最近の志麻子さん
8/12(月・祝)「オメ★コボシ46」開催
岩井志麻子と行くタイツアー 参加者募集中
角川ホラー文庫より『忌まわ昔』発売中
TV「有吉反省会」にヒョウ姿でひきつづき出演中
「岩井志麻子のおんな欲」連載中
カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中
・著者プロフィール
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つい思いを巡らせて「プロファイリング」をしてしまう岩井さん。
自分には直接関係なくても、なぜか引っかかる事件がある。
昭和57年に歌舞伎町で起きた未解決事件もその一つだ。
事件当時の岩井さんには歌舞伎町は遠い世界だったが、いまはなんと在住。
自分だけでは絶対に発想しなかったプロファイリング内容にも出会うことになった。
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2014年11月~17年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2018年1月「命や生きることについて考えたウラガワ」
2月「人はなかなか変わらないのウラガワ」
3月「きれいに卒業できない女たちのウラガワ」
4月「新たな出会いの不気味なウラガワ」
5月「良い季節でも人は病むウラガワ」
6月「『有名な男の女』だった二人のウラガワ」
7月「怪談の季節! ゾッとする実話なウラガワ」
8月「嘘と本当のあわいの怖い話のウラガワ」
9月「大人になりきれない人達のウラガワ」
10月「ベトナム旅行チン道中のウラガワ」
11月「しみじみしんみりな出来事のウラガワ」
12月「来年まで引きずりそうなアノ人のウラガワ」
2019年1月「去年に縁があったあれこれのウラガワ」
2月「台湾で初めて会った人たちのウラガワ」
3月「胸に引っかかる人を思う春のウラガワ」
4月「こういう人いるよねという出会いのウラガワ」
5月「働くということについて考えたウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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占い師には大ざっぱに、二種類ある。直感、霊感、ひらめきで見るタイプと。過去の膨大なデータと自身の経験から、統計学的に推察し導きだす一派と。
後者は、犯罪捜査の場でのプロファイリングに近い。さすがに警察で、霊感によって犯人を推理したってのは、当たったとしても隠すだろう。あるいは、長年の勘というか。それは本当に霊感であっても、プロファイリングによるものと思われるよな。
そんなだから、占い師より弁護士や警官のほうが「こういう人はこうなる」「それをやったのはこんな感じの人だ」、というのを当てられる場合が多々ある。
まったく普通のオバちゃんでも、「無職でDV常習で浮気者」という旦那の話を聞けば、「そりゃ早々に奥さんに逃げられるダメ男」と未来や人となりを当てられるけどね。
私も梅雨の六月はよく家にこもってるんで、妙なプロファイリングをしてみたくなる。
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自分には直接的には何の関係もないけれど、なぜか気になる、引っかかる、ふとした拍子に深く考えこんでしまっている、という事件がいくつかある。
昭和57年に歌舞伎町で起き、今もって未解決の事件もその一つだ。これを元にした小説もいくつか書き、おそらくこの先もまた書く。
事件の概要は、こんな感じだ。家出中の女子中学生二人が深夜まで歌舞伎町のディスコやゲームセンターで遊んでいて、大学生だという男にナンパされる。