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第303回 「どこで逸れたんだろう」と考えてしまうウラガワ(3)
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第303回 「どこで逸れたんだろう」と考えてしまうウラガワ(3)

2021-11-30 21:00

    オンナのウラガワ ~名器大作戦~
    第303回 「どこで逸れたんだろう」と考えてしまうウラガワ(3)

    ◆もくじ◆

    ・「どこで逸れたんだろう」と考えてしまうウラガワ(3)

    ・最近の志麻子さん 
     『プロが解決!オトナLab.』でお悩み募集中/回答スタート
     『でえれえ、やっちもねえ』角川ホラー文庫より発売中
     万年アクリルカレンダー再販中

     カドカワ・ミニッツブック版「オンナのウラガワ」配信中
     MXTV「5時に夢中!」レギュラー出演中

    ・著者プロフィール

    ===

    未来に賭けようと楽観視しようという気持ちと、
    加齢とともにどんどん可能性が狭まってきてしまうという現実と。

    60代半ばの、いわゆるホームレスだった女性がバス停のベンチで亡くなった事件があった。
    彼女の死そのものも痛ましく衝撃的だったが、徐々にわかってきた彼女の半生に、他人事ではないと身につまされた。

    バックナンバーはこちらから↓
    http://ch.nicovideo.jp/iwaishimako/blomaga

    2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
    2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ
    2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ
    3月「どこか心残りの別れのウラガワ
    4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ
    5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ
    6月「アマビエ的なものや人のウラガワ
    7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ
    8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ
    9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ
    10月「いい大人なのに未経験のウラガワ
    11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ
    12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ
    2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ
    2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ
    3月「もはや共存するしかないあれこれのウラガワ
    4月「変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ
    5月「子どもっぽい大人、大人になっても子どもな人のウラガワ
    6月「ドライになり切れないウェットな物事のウラガワ
    7月「ホラーの夏なので怖い怪談実話なウラガワ
    8月「夏といえばの怖い話・奇妙な話のウラガワ
    9月「歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ
    10月「この歳になって初めて知ることもあるウラガワ


    ※2014年10月以前のバックナンバーをご購入希望の方は、本メルマガ下部記載の担当者までお知らせください。リストは下記です。

    2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
    2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ​/ソウルの新愛人のウラガワ​/風俗嬢の順位競争のウラガワ​/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ​/「大人の夏休みの日記」なウラガワ​/その道のプロな男たちのウラガワ​

    ===

     いつ頃からだろう。12月よりも11月に、もやもやと後悔や焦りを感じるようになったのは。もしかしたら、子どもの頃からだったかもしれない。

     12月に入れば、もう後がないというのは逆に、来年に賭けようと楽観視さえできてしまう。現実には、加齢とともにどんどん可能性は狭まってきているのだけれど……という気分をテーマにしてきた今月の締め括りには、やや年上の女性を登場させる。

                        ※

     ちょうど去年の今頃、話題になった事件がある。60代半ばの、いわゆるホームレスだった女性がバス停のベンチで殴殺された。

     彼女の死そのものも痛ましく衝撃的だったが、徐々にわかってくる彼女の半生には、コロナ禍の不況下にある多くの人が、他人事ではないと身につまされた。私もその一人だ。

     
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