オンナのウラガワ ~名器大作戦~
第302回 「どこで逸れたんだろう」と考えてしまうウラガワ(2)
◆もくじ◆
・「どこで逸れたんだろう」と考えてしまうウラガワ(2)
・最近の志麻子さん
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・著者プロフィール
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「まだ引き返せるかも」と焦ったり、「あそこであっちを選んでいればなぁ」と悔やんだり。
人生100年時代といわれているけれど、青春時代は延びない。
コロナが蔓延するまではたびたび旅行に行っていたので羽田空港もよく利用していた。
そんな羽田空港で起きた事件について。
就職試験のため上京してきた関西の女子大生S子が、空港の多目的トイレで出産し…。
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2014年11月~19年12月のバックナンバーは、「月別アーカイブ」の欄からご覧ください。
2020年1月「愛しい南国の怖い話のウラガワ」
2月「ひきつづき東南アジアの怖い話のウラガワ」
3月「どこか心残りの別れのウラガワ」
4月「未経験な世の中のあれこれのウラガワ」
5月「「あの人実は」「あの人やっぱり」のウラガワ」
6月「アマビエ的なものや人のウラガワ」
7月「怖い話をエンタメとして楽しみたいウラガワ」
8月「どこか楽しめる怖い話のウラガワ」
9月「エンタメとして味わいたい人の怖さのウラガワ」
10月「いい大人なのに未経験のウラガワ」
11月「まだ猶予があるのかもという気分のウラガワ」
12月「私なりに引っかかる物事のウラガワ」
2021年1月「ゆるく共存していくことを考えさせられるウラガワ」
2月「いつの間にか入り込む怖いもののウラガワ」
3月「もはや共存するしかないあれこれのウラガワ」
4月「変わらぬもの、変わりゆくもののウラガワ」
5月「子どもっぽい大人、大人になっても子どもな人のウラガワ」
6月「ドライになり切れないウェットな物事のウラガワ」
7月「ホラーの夏なので怖い怪談実話なウラガワ」
8月「夏といえばの怖い話・奇妙な話のウラガワ」
9月「歳を取れば大人になれるわけではないウラガワ」
10月「この歳になって初めて知ることもあるウラガワ」
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2013年7月~12月 名器手術のウラガワ/エロ界の“あきらめの悪さ”のウラガワ/エロとホラーと風俗嬢のウラガワ/風俗店のパーティーで聞いたウラガワ/エロ話のつもりが怖い話なウラガワ/風俗店の決起集会のウラガワ
2014年1月~10月 ベトナムはホーチミンでのウラガワ/ベトナムの愛人のウラガワ/永遠のつかの間のウラガワ ~韓国の夫、ベトナムの愛人~/浮気夫を追いかけて行ったソウルでのウラガワ/韓国の絶倫男とのウラガワ/ソウルの新愛人のウラガワ/風俗嬢の順位競争のウラガワ/夏本番! 怪談エピソードの数々のウラガワ/「大人の夏休みの日記」なウラガワ/その道のプロな男たちのウラガワ
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今年を振り返ってみるとき、12月より11月の方に、「まだ引き返せるかも」と焦ったり、「あそこで、あっちを選んでいればなぁ」と悔やんだりする感情が出て来る。
還暦が近づきつつあることも、焦燥感があるんだろう。たぶん老人になってしまったら、もういろいろ諦めの境地、悟りを得た雰囲気になったりするのだ。人生100年時代といわれているけれど、青春時代は延びない。そんな気分を、今月は書いていく。
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コロナが蔓延するまでは、海外旅行が趣味の一つで、少なくとも年に3回は主に東南アジアを回っていた。仕事でも年に2、3度は国内線にも乗っていた。
すべて羽田空港から発着、というのもありがたいことだった。我が家からは、電車とモノレールを乗り継いでおよそ一時間ほどなのだ。
コロナ渦で羽田空港にも行くことがなくなってしまった頃、その事件はかなり話題となった。事件そのものは、まだコロナが知られていなかった2019年11月に起きた。
就職試験のため上京してきた関西の女子大生S子が、羽田空港の多目的トイレで出産し、その赤ちゃんを即座に絞め殺し、近くの公園に埋めていたのだ。警察は防犯カメラの解析、追跡で犯人を突き止め、1年後に逮捕した。
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