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窪寺博士のダイオウイカ研究記-その4
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窪寺博士のダイオウイカ研究記-その4

2018-04-23 10:58
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    [本号の目次]
    1. エレン・フォルシュ博士の主張
    2. 遺伝子を調べてみよう
    3. ミトコンドリア遺伝子−COIの塩基配列
    4. マッコウクジラとダイオウイカ

    エレン
    ・フォルシュ博士の主張

     日本近海産ダイオウイカの調査・研究で外部形態の異なる三型が確認された。そのうちの一つは、ひょっとすると新種の可能性もある。さあ論文として纏めようと最近の文献を調べたところ、ニュージーランドのエレン・フォルシュ博士が1998年に重要な論文を発表していた。彼女とは国際頭足類シンポジウム等で会ったことはあるが、ダイオウイカを研究しているとは知らなかった。フォルシュ博士はニュージーランド近海産のダイオウイカ16標本(外套長930-2140cm)の外部形態を綿密に調べ比較検討した結果、ダイオウイカの形態は個体変異が著しく、一見別種のように見えるものも含めて全て同一種とみなされ、今まで有効名と考えられていたA. dux(北大西洋)、 A. japonica(北太平洋)、A. sanctipaulii(南太平洋)の三種もこの変異範囲に入るとして、ダイオウイカは世界で1科1属1種と結論したのである。そして一番最初に記載されたArchiteuthis duxをダイオウイカの学名とするように提唱した。日本近海産の三型も個体変異なのであろうか?

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    ダイオウイカを調べるフォルシュ博士。決して小柄な女性ではないので、ダイオウイカ頭部の横幅からこの標本がいかに大きいか、推測されるであろう。(The marine fauna of New Zealand: Cephalopoda: Oegopsida: Architeuthidae (Giant squid), NIWA ISSN No. 0083-7903, p45, Fig. 19 A, 1998)
     
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