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窪寺博士のダイオウイカ研究記-その5
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窪寺博士のダイオウイカ研究記-その5

2018-05-18 12:33
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    [本号の目次]

    1.マッコウクジラの食べる量
    2.マッコウクジラの胃内容物
    3.胃内容物の処理、解析方法
    4.胃内容解析で分かってきたこと-I

    マッコウクジラの食べる量


     鯨類は大きく歯クジラと髭クジラに分けられる。マッコウクジラは歯クジラのなかで最大の大きさを誇り、成熟した雄で体長15m・体重50トン、雌で体長11m・体重25トンに達する。雌と子供は群れをつくり、主に暖かい海にくらす。成熟した雄は、単独で暖かい海から冷たい南極海まで大回遊する。高い潜水能力をもち、長く(40-60分)深く(>1000m)潜ることができる。深く潜るのは餌となる中深層性の大型イカ類を捕食するためと考えられている。一日に食べる量は、体重の3%ほどと推測されており、雌は750kg、成熟した雄は1.5トン前後になる。日本近海を含む北西太平洋に約20万頭が生息していると推測されている。雌雄平均して1頭が1トンの餌を食べるとすると、一日で20万トン、年間では7300万トンのイカ類が捕食されている計算になる。ただし、毎日飽食するとは考えにくく、その半分の3650万トンほどが食べられている量としては妥当であろう。ちなみに人間が漁獲しているイカ・タコ類は世界で年間約350万トン、その十分一に過ぎない。深海には、マッコウクジラの餌となるイカ類が大量に潜んでいることは疑いない。しかし、今まで誰もそれらを捕らえたことも見たこともない。マッコウクジラだけが知っている。

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    海中を泳ぐマッコウクジラ。中村宏治撮影
     
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