やっとかめ! 薬理凶室のもふもふ担当、デゴチです!
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我流転生を描くという言葉があります……
……ってそうそう、我流でね、転生モノの小説を書き始めて、小説公開サイトで公開したら大ヒットして書籍化、アニメ化までして……という夢を妄想する新しい現代の四字熟語ですね。

違います。
『がりゅうてんせい』ではなくて『がりょうてんせい』

画竜点睛を欠く

が正しいです。これが今回のブロマガのキーワードです。

◆◇◆画竜点睛という言葉のなりたち◆◇◆



昔の中国に絵の名人がいて、お寺の壁に四頭の竜の絵を描いた。しかし名人はその竜の瞳を描かなかった。
見ていた人が「なぜ瞳を描かないんだ」と聞くと名人は「瞳を入れると竜に命が宿り飛んでいってしまうから」と答えた。
見ていた人、爆笑。「ちょっwwまっ、いいからww、ほら、早く瞳を描いて(笑)」と言うので、名人はしぶしぶ竜に瞳を描き入れた。
すると、竜は壁から抜け出して昇天。
というのが画竜点睛という言葉のざっくりとしたストーリーです。

『画竜点睛を欠く』とは『最後の細かなところまでしっかりしないと物事は完璧には完成しないよ』ということを示しています。
素晴らしい作品を作ったのに、仕上げができていない。詰めが甘いというまさに私のためにあるような言葉です。
なんか、必殺技っぽい感じも好きです。『がりょうてんせい』

必殺技っぽいかどうかはともかく、世の中にある良い作品というものは、隅から隅まで、最初から最後まで、すべてを含めて初めて完成品となるのです。
つまり、作品の一部だけでその作品を分かった気になると、実はまだその作品の完成形を見ていない、なんてことがあるかも知れないということです。

という流れで、今回は世の中の様々な作品の鑑賞方法について私見を述べます。

もちろん、作品の楽しみ方は人それぞれなので強制はしません。
そういう意見もあるのねー程度でお読み頂ければ幸いです。

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