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記事 28件
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.18

    2017-02-18 09:00  
    1987年 国際サイクルロードレース
     '87年の写真は京都のものが残っています。 これまで東京と大阪の2大会が毎年行われていましたが、この年から3大会になり、京都が選ばれています。  資料によると、北桑田郡美山町長尾をスタート、町内コース(11.2km)を周回と書かれています。このコースは京都国体のコースと同じだったようです。
     ちなみにツール・ド・北海道はこの年から開催され、資料には「日本初のステージレース」と書かれています。5日間469.8kmのレースが行われたそうです。
    ■栗村コメント でました!国際サイクルロードレース京都大会! ウィーラースクールを全国で展開しているブラッキー中島さんが本拠地を構えているあの美山町です。 現在も、京都美山サイクルロードレースとしてほぼ同様のコースでレースが開催されており、昨年30回目の開催を迎えた伝統のサイクルイベントとなっています。
    ■「NEX
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.17

    2017-02-17 09:00  
    1986年 国際サイクルロードレース
     男子は最後の1kmで飛び出したフランスのメルカディエ選手が優勝。2位もフランスのショウモンテ選手、3位は日本の大門選手。
    1986年 国際サイクルロードレース
     女子は激しいトップ争いを制したフランスのゴロステギー選手が優勝。東京大会は男女ともにフランス勢が優勝を飾っています。
    ■栗村コメント 国際サイクルロードレース東京大会男子3位の大門選手は、そう、現NIPPO・ヴィーニファンティーニの大門宏監督です!スリムな身体ながらポイントレースなどを得意としていてそのスピードを生かしつつ表彰台ゲットはさすがですね!
    ■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.16

    2017-02-16 09:00  
    1986年 国際サイクルロードレース
     この年はテレビで中継も行われていたようです。放映時間が1時間15分とあるのに対し、男子の優勝者のタイムが3時間弱、女子の優勝タイムが1時間30分強なので、おそらく男子の予想ゴールタイムから逆算しておこなっていたのでしょうか。
    ■栗村コメント そうなんです。実はかつて国際サイクルロードレースでは地上波で生中継を行っていたんですね! ちなみに撮影はマラソン形式で、先行する中継車が正面からかなり引きの絵で撮影していました。なので現在の様なバイクカメラによる迫力ある映像は皆無でしたね……。
    ■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.15

    2017-02-15 09:00  
    1986年 国際サイクルロードレース
     男子と女子の大会が行われていた国際サイクルロードレースですが、この年の資料には少し細かいレース形式が残されています。 東京大会では男子スタートの1分後に女子のスタートが設定されていたようです。現在だと、全く別の時間帯を用意してレースを行うことが多いはずですが、都心の道路を封鎖して行っているためか、かなり珍しい運営をしていたようです。 コースとしては日比谷シティーをスタート、大井ふ頭を周回し、みなとが丘ふ頭公園前ゴール。男子は大井ふ頭を13周する131.9km、女子は5周の59.98kmだったようです。
    ■栗村コメント 最近、ツアー・オブ・ジャパンでも女子のレースを開催してはどうか?といったご意見をいただくことがありますが、もう少し運営面で余裕が生まれてきたら実施したいという意思(妄想)はあります!しかし、当時と比べてレースを開催する上での制約が厳しく
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.14

    2017-02-14 09:00  
    1985年 国際サイクルロードレース
    '85年の大阪大会を制したのは前年のロス五輪で6位の成績を残したアメリカのサーロウ・ロジャース選手。2位は鳥屋尾恵始選手、3位は韓国のジョー・ヨン・ベー選手。
    またこの年から大阪大会と東京大会の成績を合わせた総合成績の表彰も行われ、サーロウ・ロジャース選手がこちらでも優勝を手にしています。
    ■栗村コメント表彰式で4位の位置に立つのは日本ロードレース界のレジェンド、高橋松吉選手(日本代表)。自身が普段所属している“サンツアー”の若手、鳥屋尾選手を2位に送り込み自身も4位に入るアニキ肌をみせたレースでしたね。
    ■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.13

    2017-02-13 09:00  
    1985年 国際サイクルロードレース
    大阪大会のコースは、堺市の臨海センター前(現在の石津川駅の西側埋立地)をスタートし、県道29号に沿って南下、岸和田市の木材団地を折り返して戻る1周28.3km。男子はここを4周113.2km、女子は2周56.6km。 この市街地で行わた大きな周回コースの安全のために、警察官は約430名、主催者側の関連団体より延べ1050名が警備にあたり、この人数は同じ年の東京大会の約1.5倍のという状況でした。
    ■栗村コメント大阪大会のコースは東京大会よりも若干のアップダウンがあるものの基本的には両大会とも平坦のスピードコース。なので、活躍できる選手もスピード系の選手、もしくはスプリンターに限られていました。クライマーの出番はほぼなしの状況でしたね。
    ■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。国内で
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.12

    2017-02-12 09:00  
    1985年 国際サイクルロードレース
    大阪大会でも大会公式の前夜祭が行われていました。 レースにはベルギー、韓国、フィンランド、フランス、イタリア、中国、アメリカ、イギリス、オランダ、西ドイツという世界10カ国から招待選手が参加しています。
    ■栗村コメントこの頃は大会予算も潤沢でしたので前夜祭などの“付加イベント”も数多く実施されていましたね。金屏風に手作り感満載の“前夜祭看板?”が時代を感じさせます。写真のナショナルチームは色的にみてフィンランドかイタリアあたりでしょうか。選手がもらっているのはいったいなに?
    ■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.11

    2017-02-11 09:00  
    1985年 国際サイクルロードレース
    今回からは、1985年の第4回大会です。今までは東京大会の写真しか残っていなかったのですが、この年は大阪大会の写真になります。
    この「国際サイクルロードレース」は、1981年から毎年5月に行われている「自転車月間」のイベントとして作られました。最初の'81年はプレ大会として軽井沢で行われ、'82年より毎年、東京大会と大阪大会をそれぞれ行っており、それが現在のツアー・オブ・ジャパンの大阪からはじまり各地を転戦して東京に戻ってくるという形式につながっています。
    ■栗村コメント手前に見えているのが日本代表の選手たち。ウェアの素材はまだウール製でしょうか。奥に見えるグレー基調のウェアは地元シマノレーシング。イケメンの選手はいったいだれ?
    ■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。国内でも有数
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.10

    2017-02-10 09:00  
    1984年 国際サイクルロードレース
    東京大会は生憎の肌寒い霧雨の中行われました。 ベルギーのゲールト・ヴァン・スペイブレック選手が優勝。 鈴木光広選手は一車輪差で3位となっています。
    ちなみに鈴木光広選手は、日本を代表するスプリンターとしてこのあと数々のタイトルを獲り続けることになります。現在は全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)の理事としてロードレースの普及・発展にも力を入れられています。
    ■栗村コメント光広さん若い! 実は最近JBCF関連の会議などでよく光広さんとお会いしています。 ビジネスについても非常に戦略的に取り組む方で、選手時代もとてもインテリジェンスな走りをみせていました。
    ■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.9

    2017-02-09 09:00  
    1984年 国際サイクルロードレース
    当時から自転車レースを観戦されていた方には、「ワッコ」という愛称でおなじみの阿部和香子選手。開会式では高校3年生ながら阿部さんが選手宣誓をされました。この年の国際サイクルロードレースはロサンゼルスオリンピックの代表選考会も兼ねており、阿部さんはオリンピックに出場しています。ちなみに東京大会、大阪大会の女子レースを制したのは、女子ロードレース界のレジェンド、ジャニー・ロンゴ選手でした。
    ■栗村コメント当時の日本女子ロードレース界のアイドル、ワッコ選手!長い手脚でフォームも美しく、多くの一般メディアにも取り上げられていましたね。そして、もはや説明不要の女王ジャニー・ロンゴ選手。彼女はフランスのアマチュア男子のトップレベルのレースに出場しても優勝争いを演じるほど高い実力を持った選手でした!
    ■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……今年でツア