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記事 3件
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.23

    2017-02-23 09:00  
    1988年 国際サイクルロードレース
     この年の東京大会の男子優勝者はニュージーランドのブライアン・ファウラー選手。彼はこの年のナショナルチャンピオンに輝き、ソウル五輪にも出場しています。
    1988年 国際サイクルロードレース
     女子はイタリアのE・ガガローニ選手が優勝。2位はフランスのN・ペルティエ選手、3位は昨年も表彰台に登った中国の魯 素艶選手。
     ちなみに、この年の男子の総合優勝は、高橋松吉選手で初の日本人総合優勝。名古屋大会の円谷選手と共に、日本人選手は大健闘でした。
    ■栗村コメント 独走するイタリアナショナルチームの選手の後ろを走るテレビ朝日(当時は10チャンネルだった)のスバル・レオーネが時代を感じさせます。ちゃんとは見えませんが恐らく後部にカメラが乗っていて後ろ向きに撮影するシステムを採用しているのでしょう。 総合優勝を果たした高橋松吉選手は、この年日本に新たに誕生した伝説
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.22

    2017-02-22 09:00  
    1988年 国際サイクルロードレース
     この年の国際サイクルロードレースはソウル五輪日本代表候補選手選考会を兼ねていました。 ソウル五輪では、トラックレースの橋本聖子さんとともにロードレースでは関ナツエさんが選ばれ、日本人初の夏冬オリンピックで話題になりました。 他にも男子では、鈴木光広さん、三浦恭資さん、そして国際サイクルロードレース名古屋大会で優勝した円谷義広さんが選ばれ、女子は関さんに加え、小倉輝美さんが選ばれています。
    ■栗村コメント 国際サイクルロードレースで五輪代表を選んでいた時代が懐かしいですね。 恐らく他のいくつかの国内大会も選考レースとして設定されていたとは思いますが、どちらにしても国内レースの順位によって五輪代表が選出されていたわけです。現代ではこういった選び方は採用されなくなりましたが、国内レースに緊迫感とバリューを生み出すためにも、1枠だけでもこういった選び方を採用
  • NEXT TOJ 〜TOJの歴史を振り返る〜 Vol.21

    2017-02-21 09:00  
    1988年 国際サイクルロードレース ※写真は東京大会のものです。
     '88年は大阪、名古屋、東京の3会場。名古屋では国際サイクルロードレースでははじめてのクリテリウムが行われました。コースは庄内緑地公園の特設コース(1周2.55km)を利用し、男子は20周、女子は15周。 男子では、円谷義広選手が優勝し、国際サイクルロードレースとしては'82年以来の日本人優勝だったため、大変盛り上がったそうです。
    ■栗村コメント ピンクのサングラスをかけたアメリカナショナルチームの選手がハイカラですね! 名古屋大会を制した円谷選手は甘いマスクで、スピードがあり、スプリントもよし、上りもよしとパーフェクトで我々世代の憧れの日本人選手でした。いまの環境であればきっと本場のプロとして通用したのでは?
    ■「NEXT TOJ 〜TOJ歴史を振るかえる〜」とは……今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます