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今週の重賞データチェック! エリザベス女王杯(G1)
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今週の重賞データチェック! エリザベス女王杯(G1)

2014-11-10 12:31

    第39回 エリザベス女王杯(G1)
    11月16日(日) 京都競馬場 芝2200m


     古牝馬の活躍の場を拡大する目的で、95年まで3歳(新表記)限定だったエリザベス女王杯を古馬に開放。その1回目となる96年は前年のオークス馬・ダンスパートナーが優勝。その後もメジロドーベルやファレノプシスなど、当時を代表する名牝が勝利を挙げている。ただ、05年には既に同年の宝塚記念を制していたスイープトウショウが優勝するなど、近年は牡馬相手の中距離以上でも互角以上の戦いを見せる牝馬が続出。牡馬相手の天皇賞やジャパンCで結果を出す馬も多く、近年は創設当初の目的とはやや違った性格のレースになってきている。ただ、そのスイープトウショウや、07年のダイワスカーレット、そして昨年のメイショウマンボ、加えて10~11年を連覇したスノーフェアリーと、やはり優勝馬には名牝が数多い。今年はどの馬が栄冠を手にするのか、過去の傾向を見てみよう。



    Check1
    2番人気が好成績
      過去10年、2番人気が【2.3.2.2】で連対率60.0%、複勝率80.0%の好成績。1番人気も【2.2.2.4】複勝率60.0%とまずまず。4~5歳馬の2番人気以内なら【3.3.1.1】とより信頼性は高くなる。上位人気の中では、3番人気が【0.1.0.9】と不振だ。好走馬は7番人気までが中心で、8番人気以下は【1.1.0.97】。人気薄の好走2頭は09年、11番人気のクィーンスプマンテが逃げ切り、2着にも12番人気のテイエムプリキュアが2番手から残った年。この年以外は3連単10万馬券超はなく、2万馬券未満も5回。よほど特殊な展開を予想しないかぎりは、7番人気以内から馬券候補を選びたい。


    【人気別成績(過去10年)】               
    人気    成績    勝率    連対率    複勝率
    1    2-2-2-4    20.0%    40.0%    60.0%
    2    3-3-2-2    30.0%    60.0%    80.0%
    3    0-1-0-9    0.0%    10.0%    10.0%
    4    2-0-4-4    20.0%    20.0%    60.0%
    5    0-2-2-6    0.0%    20.0%    40.0%
    6    0-1-0-9    0.0%    10.0%    10.0%
    7    2-0-0-8    20.0%    20.0%    20.0%
    8    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    9    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    10    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
    11~    1-1-0-67    1.4%    2.9%    2.9%

       
    Check2
    460キロ未満は信頼性ひと息
     牝馬の一戦だが、馬体重は460キロ以上の好走が多く、460キロ未満の馬は【1.2.3.61】で連対率4.5%止まり。3番人気以内に推された馬も8頭を数えるが、その全馬が人気を下回る着順に終わっている。本年は、秋華賞1~2着のショウナンパンドラやヌーヴォレコルト、府中牝馬Sを制したディアデラマドレあたりが前走440キロ台。ほかにも460キロを下回りそうな馬も多いだけに注意したいデータだ。


    Check3
    前走秋華賞組なら好走馬 牡馬相手重賞組も注目
     3歳馬は前走秋華賞出走馬が中心になるが、その秋華賞組の好走は06年以降、各年1頭ずつ。昨年は3歳馬のワンツーだったが、2着ラキシスは前走1000万条件の馬だった。その秋華賞組の好走馬を見ると、8頭中7頭が3着以内で、秋華賞と同騎手の騎乗。残る1頭・リトルアマポーラは秋華賞6着から乗り替わりだった。基本的には好走馬狙いで、4着以下なら乗り替わりの馬がいれば注目したい。
     その他では、前走牡馬相手の重賞出走馬の好走が目立ち、過去10年では表の9頭。このうち、09年の人気薄2頭を除く7頭は2~4番人気だった。この「前走牡馬相手重賞」の日本馬のうち、4番人気以内に推された馬は計【2.3.2.2】。馬券圏外は12年フミノイマージン2番人気11着、13年ヴィルシーナ1番人気10着で、この2回はともに重馬場。良馬場では【2.3.2.0】になる。



    Check4
    連対馬の大半の追い切りは馬ナリ
      過去6年の連対馬について、パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で追い切りを見ると、該当12頭中10頭は「馬ナリ」。特にコース追いの馬は、連対8頭すべてが「馬ナリ」だった。一方、栗東坂路の4頭では「馬ナリ」が2頭で、この2頭とも3歳馬。残る2頭は「末一杯」「一杯」で、ともに古馬(5歳馬)という共通点がある。コース追いの古馬以外、直前は「馬ナリ」調整の馬が狙いだ。


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