皆さん、新しくなった競輪祭を楽しまれていますか?
結構順当なレースが多い感じですよね。
大穴も飛び出していますけど。
強い選手が強い競走を見せてくれると、やっぱり強いな!と思いますし、意外な選手が勝つと、あっ!なるほどと思うポイントが見つかったりします。
二日目1レースは、山崎賢人が期待通りに走ってくれました。2レースの中村浩士支部長のレースは、番手選手のテクニックを見せていただきました。
5レースの村田雅一には驚きましたが、過去の成績を見れば納得の92万円です。この配当を獲れたかどうかは別問題ですが。
そして8レースの平原康多は、安定の強さです。何と言いましょうか。彼こそ今の「Mr競輪」だと思います。この意味が、競輪祭の決勝の結果で明らかになると期待しています。
ガールズグランプリトライアルは、このクラスの選手が走るとやはり見ごたえが違いますね。どんどん選手が強くなっていると思います。今後更に進化また深化していく一つの大きなレースですね。
ただ、開催側の大きな工夫が必要だと思います。
なんでKEIRINグランプリが人気があるのか原点に戻ってガールズグランプリトライアルを再構築するべきでしょう。今後の課題ですね。更にファンの興味をそそるものになるレースだと思います。
レースは良くも悪くも、今までのレースよりも面白いし見ごたえがあるものになっているのだから。
二日目は、4レースともに見ごたえありました。さすがガールズのトップクラスの選手たちですよね。初日と同じパターンにはならないように走ってくるのはプロ魂を感じました。
さて三日目。
競輪祭は予選2の8レースが行われ、ガールズグランプリトライアルは決勝2レースが行われます。
予選2は、やはり予選1の好調選手から考えるのが良いでしょう。
ガールズグランプリトライアルは熾烈です。
表面上では平静を装っていると思いますが、グランプリ確定組ではない選手達は狙ってきています。
11レースの結果次第で、12レースの選手の気持ちが大きく変わりそうなので、11レースの結果を見たうえで予想した方が良いかもしれません。
《ダッグアウトから》
■1レース
●1着の山崎賢人
「行く機会はあったと思うけど、行けませんでした。後ろが絡まれないように行きたかったけど…。1着でも、内容的にはダメでしたね」
●2着の田中晴基
「泳がされたら行くって作戦通りでした。真久留はやればできる子なんで!」
●3着の和田真久留
「全部突っ張ろうと思ったけど、(山田)久徳と叩き合いになっちゃったんで。結果はよかったけど、あれが山崎の後ろについてきていたら、ダメでしたからね」
■2レース
●1着の中村浩士
「叩いたら、もう出させない新山らしいレースになりました。それを見て自分もピリってしましたね。松浦も上手いし、来るだろうになって思ったので、それを上手く対処しようと思っていました。新山がスピードかかっていたし、仕事しやすかったですね」
●2着の岡村潤
「しっかり内をしめておくことが3番手の仕事ですからね。そこはしっかりしようと思っていました。ラインで決まったし、最高の結果ですね」
●3着の新山響平
「踏む距離が長かったですねー。苦しい(苦笑)」
●松浦悠士
「見られているし、これは牽制されるなって思ってたらやっぱり来ますよね。ちょうど加速したいところで来られたのが苦しかったです。浩士さんが上手かったですね」
■3レース
●1着の原田研太朗
「変なタイミングで行ったのできつかったですね。1着でよかったです。けど、ラインで決めたかったので、仕掛けが遅めになってしまって筒井(敦史)さんには申し訳ないことをしました」
●捲って2着の天田裕輝
「吉本(卓仁)さんもすんなり駆けているし、行くのはきつかったですね。諸橋さんが絡まれてしまったので、申し訳ない」
●諸橋愛
「天田がシュンって行ってくれたらよかったけど、少しもごもごしたので絡まれました。落車しないでよかったです。明日からまた頑張ります」
■4レース
●三谷を追い込んで1着の坂口晃輔
「叩き合っているところの上を行った時は、もう竜生は馬力があるので、しっかりついていくことだけを考えていました。直線に入ってから追い込んでも抜けないと思ったし、後ろに(山口)富生さんもいたので、早めに追い込まさせてもらいました。まさか抜けるとは思ってませんでした(笑)。走ってみるまでわからなかったけど、調子はいいですね」
●捲って2着の三谷竜生
「岩本(俊介)さんとタイミングが合ったけど、行き切れているし、感じは悪くないですね。でも、坂口に抜かれているのでよくはないですね(笑)」
■5レース
●GI初勝利の村田雅一
「山本(伸一)先輩は連日頑張ってくれましたね。今日はもう後輪だけ見て走っていました。最後はいつもは行かないコースなんですけど、シビアに行かせてもらいました。GIで1着は嬉しいですね。3日目はお休みなので、ゆっくり他のレースを見て楽しみます」
●2着に入った小川勇介
「凌ぎました!」
●3着に海老根恵太
「山中(秀将)が止まったかと思ってスイッチも考えたけど、まだ頑張ってくれていたのでついていきました。もう山中のおかげです」
■6レース
●浅井康太を交わして1着の吉田敏洋
「久しぶりのトライアルレースで、皆も手探り状態で、自分のポイント、他の人のポイントを考えながら走らなきゃいけないんですけど、その中でいいポイントが取れてよかったです。後輩の頑張りのおかげですね。3日目は休み、もうゆ~~~っくりしてます!」
■7レース
●1着の鈴木庸之
「切って正解でしたね。でも、そのまま南が行くのかと思ったら、流したんで、そこでバック踏んで脚を使いました。(渡邉)一成さんならスイッチも考えたんですけど、小川(真太郎)なら止まるかなと思ってました。博幸さんが番手の仕事がすごいので、ちょっと行けないなって。できたら登りじゃなく、下りでそこを越えたいなって思っていました。でも、行くのが遅かったんで、後ろに迷惑かけちゃいましたね」
●2着の村上博幸
「(南)潤が頑張っていたので、なんとか残したいなって思っていました。でも、なかなか後ろから来ないからあれって思いながらいました」
■8レース
●1着の平原康多
「スタートで牽制があり、脚を少し使いましたね。脚を使ってもいい位置を取っていかないといけないですからね。最後は踏み直しもよかったし、ちょっと感覚はいいですね」
●2着の大槻寛徳
「しっかり3番手を取ってくれるし、安心してついていけますね」
■9レース
●3着で決勝進出を決めた鈴木美教
「決勝に乗れてホッとしました。なので、決勝戦は勝負したいですね」
静岡グランプリを着て、気合も十分だ。
■10レース
●連勝の山原さくら
「作戦を決めちゃうとそれしか動けなくなっちゃうので、もうノープランで走りました。決勝戦もノープランで!」
■11レース
●佐藤水菜と叩き合った奥井迪は5着に。ギリギリで決勝進出を決めた
「組み立ての甘さがばっかだなーって思っています。打鐘のところで反応出来なかったのが全てですね」
■12レース
●地元でぶっちぎりの1着を決めた児玉碧衣
「いつもは九州より上の方ばかりでビッグレースなんですけど、今回は地元で緊張しています。でも、ガールズグランプリはほぼ決まっているし、年末を見据えて、決勝戦は積極的にいきたいと思います」