8レースの脇本雄太の落車はかなりショックです。これを書いている時点では怪我の状況は分からないのですが、大きな怪我に繋がっていなければいいと思います。
年末のGP、そして東京オリンピック前ですから、非常に心配です。
さて、本日のレースは波乱もありましたが、GP出場に向けて色々な動きがあったレースでした。
一発逆転を狙う新田祐大のしっかり1着で勝ち上がり、4日目のダイヤモンドレースに繋げていますし、平原康多、和田健太郎も次につながる結果となりました。守澤太志が大きな着となったため、次の一次予選2では勝負掛けとなるでしょう。厳しさを増す一次予選、一次予選2は明日行われます。
ガールズグランプリトライアルは、かなり順当な結果だったと思います。
明日は予選2ですから勝負駆けとなる選手たちを見極めて勝負といきましょう。
《ダッグアウトから》
■1レース
●1着の浅井康太
「寺崎君は作戦から後ろからと積極的でした。最終ホームという勝負所で難しいところでしたが、鈴木君も来ていて、前に行かせてもらいました。久々にゴールまで踏み切った感じがします」
●2着の鈴木裕
「浅井さんに合わされている感じがあって、すごかったです。自分も調子がいいし、頑張りたいですね」
●3着の志智俊夫
「追走はできたけど、外から喰われているし、そこは車券的に申し訳なかったですね。自分は変わらず、周りが強過ぎるだけです(苦笑)」
●寺崎浩平
「あそこは突っ張るつもりだったのに、反応がワンテンポ遅れてしまいました」
■2レース
●1着の皿屋豊
「たぶんなめられていた存在だと思うけど、それを逆手に取って行きました。三重が連勝になりましたね! 小川君に出られたのは想定外だったけど、1人だし、対処できました。お客さんの『もっと流せ』っていう声で落ち着きましたね(笑)。こんな勝ち上がりで、GI初勝利を決められると思ってなかったですし、次も頑張って、勝ち上がっていきたいですね」
●2着の松井宏佑
「思い通りのレースができず後ろの2人に迷惑をかけてしまいました。ムリヤリなタイミングで行って、なんとかいいとこにハマって2着に入ったけど…ダメです」
●3着の小川真太郎
「ヒデ(山田英明)さんの行った上を行けると思わなかったので、自分で駆けた方がいいなと思いました。脚の感じは感じは悪くないです」
■3レース
●1着の村上博幸
「ああゆう展開になると、自分たちベテランにはきつくなるんですけど、そこは集中してついていきました。ギリギリやっと差せた感じですね。深谷と連携で緊張もてたし、小松崎が捲ってきた時はどれだけ耐えれるかは長年連携してきた結果だと思います。深谷君のおかげで気合の入ったレースができました」
●2着の深谷知広
「自分の踏み方もできたし、自分のレースはできたと思います。博幸さんはデビューしてからも多く連携しているし、初めて優出した時の準決勝で連携して心強かったことも覚えていたので、2人で決まってよかったです」
●3着の小松崎大地
「少しイレギュラーなレースになって、もっとレースの流れに乗っていれば、結果はもっと違ったかなと思います。追いついた勢いでいったけど、捲れてないし、失敗だったと思います。残り5日でやってきたことは出せるかなと思います」
■4レース
●1着の山崎芳仁
「必死だったけど、けっこう伸びましたね。感じは悪くないと思います。競輪祭はけっこう1着取っているし、頑張りたいです」
●2着の清水裕友
「組み立てはよかったと思います。ドームだし、流れていました。フワフワしていたけど、これでいい刺激が入ったと思います。でも、きつかったなー。あと4走ももたんじゃないかな(苦笑)。自分の距離以上踏んで2着だし、山崎さんはどうしようもないでしょうがなかったので、今日はよかったです」
●3着の畑段嵐士
「自転車を代えたからか、ドームだからかわかんないけど、フワフワしている感じがあるけど、悪くはないと思います」
■5レース
●1着の郡司浩平
「1着でホッとしました。庸平さんも内をしゃくりながら来てたし、(山田)久徳さんよりも先に仕掛けないとって思いました。踏みあがっていく時に稲川さんがいて、そこを気を付けていかないとは思いましたね。日に日によくなるとは思います」
●2着の宿口陽一
「鈴木庸之に全てを任せていました。最後は外いける余裕はなかったので、内に行かせてもらいました。調子も変わらずいいし、レースも見えていたと思います」
●3着の稲川翔
「久徳はどんな展開でも勝負できるので、信頼してついていました。郡司を止められなかったのは悔やまれますね。冷静に外を踏めば確定板に乗れるとは思ったけど、煽りがすごかったですね」
●山田庸平に郡司の番手取られた守澤太志
「対応ができませんでしたね。ここまで流れはよかったと思うけど、ここはやっぱりFIと同じようにはいきませんね…。明日しっかり頑張らないといけませんね」
■6レース
●1着の平原康多
「踏み合いのところがきつかったですね。取鳥(雄吾)か根田(空史)か、どっちが勝つのか、ちゃんと見極めないと終わると思ったので、しっかり根田が行けなかったのを見てから行きました。脚を使って位置も取っているし、タイムの出る踏み方ではないけど、踏み切れているのでよかったと思います」
●2着の大槻寛徳
「平原は前を見てから、落ち着いて踏んでいましたね。香川(雄介)さんと接触してちょっと止まったんですけど、あれがなければついていけていたと思います」
●3着の永澤剛
「内に差していたし、これは離れるパターンかーって思ったけど、恵まれました」
■7レース
●1着の新田祐大
「今日は仕掛けが中途半端というか、行くならもっと早く、落ち着くならもっと遅く行かなきゃいけなかった。仕掛けるタイミングを失敗したのをパワーで補った感じはしますね。最近は初日にいい刺激が入るといそのままいいレースができているので、今回もいい形で戦えると思います」
●2着の和田健太郎
「新田君の捲りが強烈で、力で行っちゃいましたね。途中、ビリビリしました。車間が空いちゃって、福田(知也)君に迷惑かけてしまいました」
●3着の芦澤辰弘
「坂井(洋)君は先行する作戦でした。うまく先行態勢に入れればよかったけど、誘導も早くて、抑えるのに脚を使ったと思います。普通、あの坂井の掛かりなら2人で決まるレースだけど、力でねじ伏せられました」
■8レース
●1着の菅田壱道
「あの並びなら、こんな展開になるかなと思ってました。最終ホームで踏んで、河端(朋之)さんを張って、長島君がかかっていたので、その後ろに戻る形になりました。でも、あそこを出切るくらいじゃないと上ではきついと思うけど、でも、レースは、後ろを気にしつつ、行けたし、よかったと思います」
●2着の神山拓弥
「長島君が先行勝負するって言ってくれたので、僕もやれることをやろうと思いました」
●3着の佐藤友和
「壱道には臨機応変にいけって言っていたんですけど、上手く対応して走ってくれましたね。長島(大介)もかかっていたし、なので、壱道も行くのをやめたんだと思います。その辺の判断もよかったです」
■9レース
●1着の高木真備
「自分で先行するつもりだったけど、(山原)さくらさんに出られてからは、落ち着いて走ろうと思いました」
●2着の太田りゆ
「さくらさんの先行は考えていたので、ついていこうと思ったけど、番手に入れなかったので、自分で踏むきついレースになりました。でも、苦しかったけど、いいレースはできたと思います」
●3着の大久保花梨
「初手の位置が悪かったので、思い切って出て、真備さんの後ろになってからはしっかり着を狙いにいきました。初日から確定板に乗れたのはよかったけど、前の2人(高木、太田)の2人がスピードもあるし、強すぎますね」
■10レース
●1着の梅川風子
「佐藤(水菜)さんは道中から行きたそうにしていたので、行ったのはびっくりはしませんでしたね。思ったよりも脚はよかったけど、レース中の反省点は細かくたくさんあったので、修正していきたいですね」
●2着の鈴木美教
「スタートから梅川さんの後ろにいこうと思っていました。自分の持ち味は差し脚だと思っています」
●3着の小林優香
「煽りを受けて、ずっとイエローラインの辺りを踏んでいて、苦しいレースでしたけど、脚があったから3着まで入れたと思うし、悪い中にもいいところはあったと思います。最終日に優勝できればいいので、そのためにも明日頑張ります」
■11レース
●1着の久米詩
「中団だったんですけど、貴子さんが前にいたので、貴子さんよりも前にいたいと思って、自分で動きました。小倉は初めてなんですけども、軽くて走りやすいですね。走れるいい機会をもらえたので、今日はそのチャンスを活かせたと思うし、明日も頑張って、決勝に乗りたいですね」
●2着の石井貴子
「尾方(真生)さんの仕掛けが思っていたよりも早くて、そこで第一波に乗れなかったことが敗因ですね。展開も脚もよくなかったです。明日はピリっとさせて頑張りたいと思います」
●3着の荒牧聖未
「脚の感じはいいし、明日も集中して頑張りたいと思います」
■12レース
●1着の児玉碧衣
「本当は1周行くつもりだったけど、柳原が行く気だったし、ちょっと様子を見ました。並走を越えるのもきつかったし、加瀬(加奈子)さんも行きそうな気配もあったし、3コーナーで止まらないように何とか我慢していました。後ろが何度も優勝している坂口さんだったし、ゴール勝負になるだろうなって思いました。軽くて、踏み応えない感じで。これが調子がよくないのか、逆にいいのか、ちょっとまだわかんないですね」
●2着の坂口楓華
「児玉さんは一番強い選手なんで、頑張ってついていこうと思いました。最後は交わさなかったですね。そこは力の差というか、あれだけ走れる選手に自分もなりたいですね」
●3着の柳原真緒
「児玉さんよりも早く仕掛けないと勝ち目はないと思ったので、先に動きました。バックで来るなと思っていたので、ずっと踏みっぱなしできつかったです。防府の時よりもセッティングはしっくりきています」