どうなるかと思われたレース展開は深谷知広が先行し、4番手から追い上げた平原康多を深谷番手の郡司が捌いて、GI72冠目となる優勝を飾りました。
2着は和田健太郎、3着に守澤太志が入線しました。
深谷の先行が強力でしたね!道中1本棒ですからね。その後ろの郡司も冷静に踏んで優勝を決めました。
有言実行の優勝でしたね。
それにしても深谷の南関入りは強力です。
中国時代から南関時代に様変わりしてしまうのか、それとも群雄割拠状態になるのか、トップ競輪界の勢力分布図が気になってきます。
《ダッグアウトから》
■12レース 決勝戦
●優勝の郡司浩平
「本当はスタート取れたら前だったんですけど、他のラインの2人の勢いもよかったんで、後ろからでもという話もしていたので。その中で深谷さんが早め、早めに仕掛けてくれました。影が見えたんで前に踏んだんですけど、あっという間に平原さんが僕の横まで来ていたので、僕も焦って踏んじゃった感じです。平原さんの車体故障もあったので、僕の中では半信半疑で確信はできなかったです。やっぱり無観客は寂しかったんですけど、自分の中ではいつも通り声援があるつもりで、しっかり期待に応えなきゃと思って走ってました。サポートしてくださっている方たちに結果で返すしかないなと思っているので、よかったです。 父には『悔いのないように走ってこい』って言ってくれていたので、僕も気負うことなく走っていました。連日、深谷さんは頼もしいですし、一緒に盛りあげていきたいなって強く思いました。もっともっと南関で盛り上がって、1人でも多くグランプリに乗っていきたいなと思います!」
●2着の和田健太郎
「初手の位置が自分のミスで取れなくて申し訳なかったけど、昨年の中でもしかしたら後ろもという話はしていて、その中で深谷君がしっかりとしたレースをしてくれました。深谷もあれだけ行ってくれて、郡司もわかっていると思ったので、自分もしっかり内をしゃくられないようにとか気をつけていました。もう前の2人が頑張ってくれたおかげにつきますね」
●3着の守澤太志
「今日は特には何もしてないですね。やっぱり北日本が一緒にいないとつまらないので、次はまた決勝に北日本で乗れるように頑張ります」
●4着の松浦悠士
「あんなに早く行くのはちょっとイメージになかったですね。2日目のことがあった分、行くのが遅くなったとは裕友も言っていましたけど、3日目までの強さを考える、もうちょっととは思うけど、3日間自力で戦うと消耗もするし、その辺も2人で考えながら走っていけたらと思います。3着には入りたかったけど、平原さんの動きで浮いちゃいました。平原さんも飛びつけてないし、深谷がめちゃくちゃ強かったですね。また次に向けて、頑張ります」
●5着の諸橋愛
「康多が行ってくれましたね。あとタイミング見て行こうと思っていたんですけど、車体故障で行けなくなりました。あれがなかったら間を行こうと思ってたんですけどね。難しかったですね。でも、全日本選抜は初めて優出になるので、今年はいいスタートが切れたと思うので、また、GIの決勝に乗れるように頑張ります」
●6着の園田匠
「バックで松浦だし、まだあるかなと思っていたら、前でバリバリっていってました。けど、ここに来るまでどん底の状態でしたし、この決勝で1つ光が見えました」
●7着の清水裕友
「深谷さんは自分がもつように行くかと思ったんですけど、思っていた以上に早かったですね。2日目の走りがあったので、対応が遅れてしまいました。仕掛けるタイミングはあったけど、2日目の番手捲りがあったので、それより遅く行きたいと思ってけど、ダメでしたね」
●8着の平原康多
「越えられたらよかったんですけど」
●9着の深谷知広
「他のラインに飛びつかれてはいけないので、思い切っていきました。後ろの2人がワンツーなので最低限の走りはできたと思うし、次は自分も着に絡んでいきたいです。今回、GI決勝に乗って、走れる手応えも掴んだし、次はもっといい結果を出せるように頑張ります」