10月に入り秋の香が少しずつ感じる季節になってきました。
そして松戸オールスターも新田祐大の優勝で幕を閉じました。
決勝戦は何ともあっけない形で勝負が早々に決まってしまい、少し残念な決勝戦でした。レースを振り返ると桐山がインを斬り竹内がそこを押さえる様に先行態勢。33バンクはペースも上がりやすいが、インを斬った桐山がその後方のスピードに対応出来る範囲ではない遅いペース。
インを斬った所が青板バックと言う事もありペースを落とした感もあった。しかしあの時点で更に稲垣や新田にインを斬られる可能性もある。その事を考えると不可解である。おそらく早期周回で油断した様に思える。なぜならその後の竹内への対応は全く後ろを見る事なく遅れた。踏み遅れたと言うより、対応していなかったと言ってよい。その事で難なく新田が3番手を確保した。この時点が赤板であったが、ここで勝負が決まった。
竹内については早めの先行であったが、あそこで躊躇するわけにはいかない。新田に叩かれる可能性もある以上仕方ない。逆に先行出来なければ竹内のこれからの競輪人生の大きなトラウマになりかねない。むしろしっかり桐山が飛び付いてくれるはずだと考えていただろう。誤算だったが竹内にとっては状況的にベストの選択だった。
問題は稲垣である。
結果から言えば3着で表彰台。そしてGPシートもほぼ手中に入れた。
確かに桐山が踏み遅れた事でレースを単調にしたかもしれない。しかし桐山は自分のスタイルに持ち