牌譜
1位とは6500点差、3位以下とは大差で迎えたオーラス。
瀬戸熊はラス目の親から出たを見逃し
ツモアガリに賭けましたが、結果はアガれず2着で終了しました。
裏ドラの偶然に賭けたほうがよいか
ツモアガリの偶然に賭けたほうがよいか
よく裏ドラに期待するのを「運任せ」
ツモアガリに期待するのを「自力決着」といいますが
いづれにせよ不確定要素、つまり偶然に変わりないのだから
ツモ期待も裏ドラ期待と同様に「運任せ」と考えて間違いありません。
ツモ期待も裏ドラ期待と同様に「運任せ」と考えて間違いありません。
超大事なことなので2回も言いました。
※参照記事・裏ドラ期待は立派な戦略
【裏ドラ確率について】
136(牌の総数)-51(見えている牌)=85(見えていない牌)
条件を満たす裏ドラ表示牌は上記12種類 =29
29/85 = 34.1%(裏ドラ確率)
ただし他家は基本的に自分に不要な牌を捨て必要な牌を残します。
ランダムに積まれた牌山に上記12種類がある割合と
他家の手牌に上記12種類がある割合が均等であるわけがありません。
裏ドラ確率は34.1%よりも若干低く見積もったほうが良いでしょう。
この裏ドラ確率よりもツモ確率が上回れば見逃し有利と判断できるのです。
【ツモ確率について】
は見逃し後6枚残り。しかしこの巡目
牌山にが6枚ごっそりと残っているとは考えにくいです。
(山に残っている枚数)/(リンシャン牌含むツモ山)
=(ツモ1回にきアガリの確率)
・山に3枚残りの場合
3/46 = 約6.5%
・山に2枚残りの場合
2/46 = 約4.3%
・残りツモ回数が8回だとしたら
毎ツモ6.5%抽選だとすると 約42% > 裏ドラ確率
毎ツモ4.3%抽選だとすると 約30% < 裏ドラ確率
つまり8回ツモがある場合、山に3枚以上残っていれば見逃しが有利
8回ツモがある場合、山に2枚しか残っていない場合は出アガリが有利
ということになります。しかし他家のアガリも考慮すると
終局までツモ機会が8回もあるかどうかはかなり怪しいところです。
・山に残り3枚の場合
残りツモ4回で約34%
残りツモ5回で約39%
残りツモ5回で約29%
残りツモ6回で約33% ※訂正します
他家のアガリでツモ回数が減ってしまうかも・・・
このあたりがボーダーラインになると考えられるでしょう。
【今回の結論】
・見逃してもツモ確率は裏ドラ確率とほぼ互角(重要)
・仮に失敗しても3着以下に落ちる可能性が限りなく少ない(重要)
・現状は親の日向しか押していない(重要)
・流局でもう一度チャンスがある可能性もあるかも(おまけ)
というわけで今回は、見逃したほうが若干有利ではないかと予想します。
これは結果論ですが、実際はが
山に5枚も残っていたので、見逃しがかなり有利でしたね。
今回の話で重要なポイントは
裏ドラに賭けるも不確実、見逃してツモに賭けるのも不確実
というところです。どちらの偶然に期待したほうが良いのか?
アガリ牌の枚数、他家の動向、点数状況等を考慮しながら判断するのです。