牌譜
トップ目と17200点差のオーラス。この手をリーチしたとして
ツモると無条件で逆転、南家、西家からの出アガリは裏ドラ1枚が逆転条件です。
選択は100%実力が、結果は100%運が反映される
ツモアガリが自分の力で決める、裏ドラ頼みが運任せではありません。
見逃してツモアガリに賭けたとしても、その選択だって運任せに違いないのです。
※画像は合成です
この時見逃すか、それとも倒すかを選ぶのは
100%実力が反映される機会です。しかしどちらを選んだとしても結果は運。
それを「自力決着」といってしまうのは、ちょっと恥ずかしいことなのです。
裏ドラになる可能性のある牌は上記13牌。
1回だけ裏ドラをめくって、この13牌が出る可能性に賭けたほうが良いか
残りツモ機会は最大で8回です。
8回ツモ牌を引いてが出る可能性に賭けたほうが良いか
かなりざっくりと計算すると 裏ドラ期待:ツモ期待=38:40
むむむ・・・互角くらいですね。ただしこれは8回ツモがある場合の話です。
他家のアガリが発生し、8回ツモることができない可能性を考えますと
早い巡目以外は両面待ちでも大体は裏ドラ期待のほうが有利といえましょう。
ただしこの場合、流局ならもう1度チャンスがあり
たとえ押し返されたとしても着順落ちするリスクもありませんので
この巡目なら見逃しても許されるかなー? くらいの感じですね。
昔の話
半荘トップの勝利条件で、オーラストップ目が親(その局で終わりが確定)
残り4~5巡しかないのにアガリ牌を見逃し、ツモアガリに賭けた猛者がいました。
ここまで来ると損得ではなく美学の話です。その美学を
否定するわけではありませんが、もしも皆さんがそういう局面に出くわしたら――
堂々とアガって裏ドラ勝負にしてください。もしも裏ドラが乗らずインタビューで
そのことを聞かれたら 勝ちたいから倒しました! と胸を張って答えてくださいね。