2019Mリーガーランキング その1
2019Mリーガーランキング その2
2019Mリーガーランキング その3
2019Mリーガーランキング その4
2019Mリーガーランキング その5

少しだけ昔話をしよう。あれは4年前、僕は自団体の
チャンピオンとして、麻雀日本シリーズという大会に出場した。

東4局東家、2着目と大きく離されている
3着目で、僕は2副露の役牌バックのテンパイを入れていた。

4着目は北家の勝又健志だった。
僕よりも5、6000点下だったろうか。

その勝又がドラの八索:麻雀王国を11巡目にスッと余らせてきた。
ドラは初牌、しかも勝又の河はソーズがやけに高かった。

今ならわかるぞ。あれは十中八九テンパイ打牌だ。
しかもダマテンということは、打点もそれなりにあるだろう。

今ならわかる―― といったのは
RTDやMリーグで、勝又の麻雀をずっと見てきたからだ。

しかし当時の僕は、テンパイかも?とは思いつつも
不要なソーズを小考してツモ切り、勝又にマンガンを打ち上げてしまう。

決して舐めていたつもりはない。いや結局
放銃しているのだから、やっぱり舐めていたのかもしれない。

こうなってしまった原因はいくつかあって、その中でも普段
対戦している相手の打牌選択傾向が大きく影響しているのは間違いない。