起き抜けの配牌いと悪し。
手なりで進める気にもならず、適当にピンズ、ソーズを切ることにした。
これは得した!と思う瞬間ですね。いや、ホントは何も得してないんだけど(笑)
手なりで進めていると和了り目が薄い上この2軒リーチ、くっそキツイ展開でしたから。
この半荘は圧倒的に後手ばかり。気がつけばもう南3局
僅差の3着目、そしてこの局もラス目からリーチ。最悪の抽選結果だ。
上家から出る7s。点差的に苦渋のチーテン2sプッシュ。この点差で3着目
南2局なら鳴かないが、南3局ならならこうしたほうがいいと思っている。
両脇はベタオリっぽい。それはそう、天鳳だと特にそうだ。
ラス前にラス目のリーチ。ここに向かうようだとよっぽどだ。
VS対面、現状は2300点差。1人テンパイで終了だと1700点逆転されことになる。
つまり「押さない=オーラスをラス目で迎える」ことが大体確定してしまうのだ。
オーラス、流局以外のパターンは以上16通り。
縦から横に読んでください。自分がまたは自分に、ツモ和了り・Aが放銃・Bが放銃・・・
そしてゴメンナサイ。本当はもっと細かく(和了り点数や、親被りケース等)
場合分けして書こうと思ったのですが今回は省略、ザックリとやらせていただきます。
南3局以降のラス回避のコツは「オーラス即死のパターンを減らすように打て!」です。
つまり表にある×の数を減らすように選択するのです。
オーラス3着目で迎えた時と、ラス目で迎えた時、×の数は前者が2に対し後者は5。
◎の数だって倍違うのです。これが僅差の南3局に考える順位戦の重要な戦略です。
もちろんこの2sで放銃するリスクはあります。
でもこれだけ即死のパターンを減らし、ラス回避パターンを増やせるのなら
リスクに十分に見合うリターンがある選択といえるでしょう。
点数状況によって◎×は大きく変化しますので、点差確認は入念に行ってください。
もし自分が2着目ならスルーです。ラス目と4000点離れた3着目でもスルー。東家が押して来たらこれもまたスルーです。もう一度南3局があるかもしれませんからね。
この辺の押し引きの選択判断が順位戦の妙といえましょう。
え?この半荘の結果?結局ラスでしたが何か??
01/14 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
http://tenhou.net/0/?log=2014011409gm-00a9-0000-d4d291e6&tw=1
4位 B:【罪歌】(-38.0) C:gradline(-17.0) D:らいふがーどすき(+4.0) A:†straw†(+51.0)
続けて2戦目
このテンパイから秒でツモ切りしてしまったのたけど
打4pでテンパイ外しが面白いと思う。
北は既に2枚切れ、まだ巡目は早い。高くなる手替わりはツモ以外にも
上家の河(8p、9pチー)から抽選を受けられる。事前にこれは考えてなかった・・・
少し前のめりだけど打2s。2sが通れば5sもほぼ通るはず。ヒントは切り順と宣言牌。
79sの順番でカンチャンを払い、字牌が宣言牌で58s待ち?
普通そのような手順は踏まないです。もちろん放銃確率ゼロではないけれども
他の無筋の放銃確率よりも相当低く見積もることができるでしょう。
つまり2sは危険だけれど、5sは2sを通すことによって
押しても全然構わないほど危険度が低くなる牌ということです。
このようにイーシャンテン時、2つの無筋を押さねばならないイーシャンテンよりも「1枚通れば他も通りそう」というイーシャンテンのほうが、圧倒的に押しやすいのです。
01/14| 牌譜 | 鳳南喰赤 |
http://tenhou.net/0/?log=2014011410gm-00a9-0000-03358dc6&tw=2
3位 C:【罪歌】(-24.0) D:てんぽいんと(+18.0) A:ロッテ雀球(+56.0) B:牛馬(-50.0)
最近あまり勝ってないような気がする・・・
書くことすら少ないくらいの展開が続く中、本日の3戦目。
くっつきテンパイ狙いが雀頭が暗刻になってテンパイするの図。
一刻も早く曲げたいのだが、ドラ表示牌はちょっと・・・・そのかわり
次に何を引いても曲げる。ドラ表示牌よりマシそうなら何でもです。
そう思っていれば、こんな待ちでも躊躇なく曲げられます。
牌を先に横に曲げるという行為自体が大事なのであって、極端にひどい待ち以外は
積極的にリーチ。これが功を奏してリーチ一発ツモ単騎裏1の4000オール。
これは和了られると不快指数が高まるマンガントップ3に入りますね。
対面のリーチ。宣言牌は5mです。3mを前々巡に切っています。関連牌である3mを先に切り、5mを宣言牌まで引っ張ったのは、きっと必要だったからではないでしょうか?
だとするとこの6m。8mが早くに切られているので69m待ちは薄そうですが
新ドラのカン6m待ちは可能性として十分あります。
そして最も多いのがこのパターン。ここから3mを切って別のターツが埋まり5m切りリーチ。単独5m切りリーチよりも関連牌(3と7)が先に切られているのに宣言牌まで引っ張ったリーチはソバテン確率が通常単独時よりも1.5倍以上高まるものだと思います。つまり4mも・・・
なんか両方とも切ってますね・・・
ブログマガジンの記事は対戦後に軽くメモを取り、数日後に見直してから書いています。
この時は余程和了れると思っていたのでしょう(他人事)
確かに待ち牌は4枚とも山ですね。でも、我ながらこの2枚プッシュは酷いなあ・・・
恐らくは直近の不調による焦りが出ているのではないかと
木原は木原は冷静に、かつ客観的に分析してみたり・・・
メンタルの管理は大事です。
麻雀は勝ちたすぎてもダメ。諦めが早すぎてもダメなのです。
01/14 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
http://tenhou.net/0/?log=2014011416gm-00a9-0000-cbe6b125&tw=0
1位 A:【罪歌】(+55.0) B:国見比呂(+8.0) C:hosigami(-37.0) D:pi-po(-26.0)
本日4戦目
対面にzelden十段。天鳳ランキングサイトというのがあって、自分の生涯成績や
対戦相手の生涯成績を閲覧することができる。お、恐ろしいサイトや・・・
しかし、このサイトが天鳳の繁栄を影で支えているといってもいいでしょう。
成績は誰しもが気にします。なぜなら雀力の指標として最も信憑性が高いですからね。
若き十段、聞けば21歳という。キャリアと雀力は必ずしも比例するものではない。
短期間で急激に雀力を伸ばすのはこういった若い世代に多いのだ。
この世代の飲み込みの早さ、対応力には全く適わないだろう。
しかし数年後、勝負にならないくらい差がつくかといえばそうでもない。
木原おじさんだって2~3年前よりも結構上手くなっている自信はある。
無駄に日々は過ごしていない。ただ時間だけを積み重ねてきたわけではないのだ。
そちらが若さと勢いに任せて軽快にステップを刻むなら
こちらは老獪に、しつこくベタ足で躙り寄ろう。いざ尋常に勝負!
時間軸の話をしよう。この西が打たれたのが4巡目。
仕掛けの初動が7巡目。西が打たれた時期と初動が近ければ近いほど通りやすい。
しかし、後から見直したら3回も手出ししてるし!その間に重ねてもおかしくないし!
打っている時、4巡目から3回も手替わりしていることに気づかなかった。
初動と近いので大体大丈夫やろ?くらいに思っていた。完全に温い放銃だったわ・・・
6sを打ちます。これは牌効率問題の解答としては不正解です。ではなぜ?
テンパイチャンスと和了りチャンスは似て非なるもの。
満足できる先制リーチを打つ効率です。テンパイは全て両面以上
一番良いマンズの3面張リーチを258m、369mどちらも逃さない。
いちいち何種何牌とか数えませんよ。
そんなの実戦ではたいした役に立ちませんから。
6s残しが劣っているとは思いません。ただし残す場合は
先制テンパイ時、不満な待ちでもリーチを打つ覚悟を持って残しましょう。
01/14 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
http://tenhou.net/0/?log=2014011417gm-00a9-0000-df466932&tw=3
2位 D:【罪歌】(+9.0) A:らいふがーどすき(-22.0) B:zelden(-44.0) C:zacc(+57.0)
コメント
コメントを書く南3と、オーラスの比較表が、有料メルマガに入っていて良かったと思える瞬間ですね。これからも楽しみにしています!
ありがとうございます。正確ではないのですが、大体ですいません。