10枚チンイツドンジャラ理論とは――
手牌に10枚色が寄っていたら、とにかく何でもいいから鳴いて無理やり染めてしまう。 巡目が早ければ早いほど良い。門前でマンガン確定しない牌姿ならやってみましょう!
3巡目、これで10枚です。門前のマンガンは厳しそうですね。
こういう牌姿こそ、思い切って狙ってみましょう!ということです。
合言葉は「6巡目10枚全部GO!」「いっとこうなー」「バカになれ!」
いっとこーなー
最初の牌姿から門前で進めて、ドラのないピンフ、またはイーペーコーリーチ
それらを狙うよりもアガリ確率は若干落ちるのではないかと思います。
20%の5000点と17%の10000点。その差3%内で失点する平均値を差し引いても、リターンは十分にあるといってもいいでしょう。
これは9枚しかないけれど、門前でピンフ一通?それよりは――
序盤の端牌の出現頻度を考慮して仕掛けます。く、くるちい・・・
でもこの巡目ならなんとかなる!打点アップを求めるのならこれが――
1番良さそうですよね。意外と早くできました。
10枚です。しかし、門前マンガンが狙えるイーシャンテンでもあります。
このケースは9pポンのドンジャラは不要ですね。素直にリーチを狙いましょう。
テンパイです。4巡目にこれをテンパイに取ると、職員室に呼び出され、小1時間説教を受けたうえで「打点意識について」という反省文の提出を義務付けられるレベルです。
では1pツモ切りなんてどうでしょう?そのままピンフ一通イーペーコーか、ピンフイーペーコー赤。4pと赤5mのくっつき天秤を狙うということです。
しかし、僕の推奨打牌は――
打2sです。現在11枚、チンイツと赤5mくっつきの天秤に受けましょう!
ソーズは3s引きだけ渋々リーチの構え。後はテンパイ取らずです。
マーチャオゲストの多井プロ(RMU)水巻プロ(最高位戦)石橋プロ(最高位戦)にも、この選択を聞いてみました。結果、満場一致で打2sでした。
(石橋プロだけは他の選択も差はないと明言を避けてましたが・・・)
多井「裏目のピンズテンパイ逃しも、ピンズ引きはチンイツの元となるので損はない!」
競技麻雀のベテラン強者は、こうやって打つ傾向が強いです。
そして対面から4巡目に出る9p!これはポンです!いっとこーなー
いっとけませんでした・・・なぜなら「鳴き無し」を解除してなかったから。
普段気をつけているけれど、たまーにやっちゃいます。
9pを鳴いていれば、もしかしたら一瞬でアガれたかもしれませんね・・・
結果こんなクソテンパイです。1pをツモ切って理想のテンパイは門前限定
4m、6m、5pといったところでしょうか?
他のテンパイ形は理想通りの打点にも、待ちにもならないのです。
ならばいっそ染めてしまったほうがいいのではないか?ということです。
今回の話いかがでしたか?打点を狙うのであれば
受け入れの広さよりも、狙う手役の方向性を天秤にかけてみましょう。