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16~19日まで、マーチャオ侍イベントに行って参りました。
川崎・赤羽・千葉・吉祥寺と、
4日間連続で働いたのは今年初!ツカレター

ブログマガジンの読者の方にも多数ご来店いただきました。
この場を借りて心よりお礼申し上げます。大感激!大感謝です!

なんと!マーチャオのスタッフさんの中にも読者の方が!いつもありがとうございます。マーチャオは本当に素晴らしいお店ですね。これからも頑張ってください!

というわけで今日は、マーチャオでの麻雀の話をしたいと思います。
あくまで木原versionですが「ルールによって選択を変える」といった話ですね。

東1局南家7巡目・ドラ無関係

三萬五萬赤六萬七萬八萬六筒六筒二索二索二索二索二索二索

上家から出る二索(牌図A)

東南戦、東場の平たい点数状況なら二索を鳴くことがほとんどありません。もちろん天鳳でも鳴きません「鳴かないほうが有利」か?そう聞かれると実は微妙なところです。

アガリ確率の比較で考えると「鳴いたほうが圧倒的に有利」です。
たとえ2000点でも、アガリによって他家の大物手を防いだりすることもありますね。

失点する可能性を抑える」そういうことも考えますと
1局単位、点数だけの収支を考えると「鳴いたほうが有利」になるかもしれません。

ただ半荘という単位で考えると、2000点を加点した時の期待順位点と、8000点を加点した時の期待順位点が大きく違います。そういう付加価値込みで優劣を比較すると、場合によっては「鳴かないほうが有利」と、逆転することもあるでしょう。

結局これは門前でテンパイ。リーチしてマンガンをツモアガリ、裏ドラを1枚のせて
2枚オール」マーチャオは一発、裏赤に対して1枚のチップポイントがあります。

この時、同卓者全員からチップを10枚ずついただいたので
あたふたしながら、8枚ずつお釣りを返そうとすると――

「木原プロ。ここは1チップ5000点相当の卓ですよ!」

あ、そういやそうだった・・・
マーチャオはチップ1枚が2000点相当の卓と、5000点相当の卓があるのです。

の日は初日。たまたま2000点相当の卓しかまだ打っていなかったので
今回もな
んとなーくそのつもりで打っていたのでした。

1チップ5000点相当の卓と知っていたら、
(牌図A)二索絶対に鳴きます。
ツモって15000点相当のチップを引く抽選を、一刻も早く受ける構えです。

僕はそのルールで10年近くメンバーとしてやってきました。
これを鳴かずしてメンバーとしては生き残れない、鉄鳴きの部類の選択です。

今回は下手な選択をしたために偶然得してしまったのですが、結果と過程は別物です。
結果が良かったから過程も良いわけではなく、その逆もまた然りです。

東1局南家5巡目・ドラ無関係

七萬八萬三筒四筒二索二索二索五索五索七索八索八索二索二索

この巡目にして10枚です。いっとこーなー!
いやいやいや!このルールですよ?今は全然っいかないから!!

1チップ5000点相当だと、門前リーチツモ裏狙いで
八索を切るのです。リーチツモ裏のコンビネーション、鳴き赤ツモのコンビネーション。この1つ1つの積み重ねが、収支を形成する大事な要素なのですから。

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南1局、トップ目が38
000点、2着目が33000点。
3着目の僕が24000点で、ラス目の東家5000点持ちといった点数状況。

ドラ二萬
二萬二萬二萬二萬二萬四筒五筒六筒六筒六筒六筒三索四索

7巡目にテンパイしたこれを曲げます。点数状況的にどのルールでも曲げるでしょうね。
これを
躊躇してしまうアナタ!一撃トップ終了の抽選を受けないと明らかに損ですよ!

8巡目に東家が打つ二索、アガリ?見逃し?

天鳳だとこれは見逃せません。
トップのリターン(+90PT)に対して
親にまくられてしまった場合のリスク(-180PT)が大きすぎるからです。

マーチャオの順位点は10ー30。裏ドラが3割として、アガリの場合は――

(8×0.7)+(12×0.3)+(-10×0.7)+(10×0.3)5.2

といったところでしょうか。あ、チップ計算してないや・・・
つまりこれを超える期待値があれば、見逃しが有利というわけです。

トップの順位点はオカを合わせると+50
これを少なく見積もっても4回に1回ツモれるとしたら――

(50+12)×0.25=18

ただしこれはマイナスの期待値、つまりこの局で放銃してしまったり
この半荘で結局ラスになってしまったりした時のマイナス分が計算に入ってません。

それでも当選した時にこれだけの大差があれば見逃しが有利でしょう。ゲストとして来店してるので、見逃してツモった時のドヤ効率「印象効率」というのもありますね(笑)

マーチャオでもまくられてしまうと失点は小さくないですが、そのかわりツモったときの加点が大きい「リスクに見合うリターンがある」ので見逃すということですね。

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東1局南家8巡目・ドラ無関係

三萬三萬五萬赤一筒
一筒六筒六筒六筒二索三索三索三索三索南

3の両面テンパイです。この時の自分の河が――

南八筒七萬南三萬六筒
五筒

確かこんな感じでした。
対面と上家が二索1枚ずつ切っていて
下家がチャンタかチートイツっぽいような捨牌相の場況です。

天鳳だと鉄板ヤミテンです。しかしチップのあるルール、しかも1チップ5000点相当だと
これを大体曲げてしまいます。要するに「ツモらせろ!」ということです。

というわけで曲げました。ツモって裏1、ドヤ顔で淡々と「ハネマンの4枚です」
と言いたいのです。しかしリーチ後、大事な大事なことを思い出したのですが――

「あ、そういやこの卓、1チップ2000点相当の卓だった・・・」

それだとヤミテンが有利なのでは??
今度は下手な選択をして、偶然損してしまったような気がします。

結果に当然とか必然はありません。良い選択をして良い結果でも「偶然」ですし
悪い選択をして悪い結果でも「偶然」なのです。

良い「偶然」の結果を高める選択をすること。我々にできることはその積み重ねだけです。
メンバーとして働くならば、常にこのことを心に留めて打ちましょう。

このように手組みの構成、仕掛けの判断、リーチ選択のバランスが
ルールによって大きく違ってくるのものなのです。