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6月11日の十段坂
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6月11日の十段坂

2014-07-03 12:00

    1戦目・東2局1本場・南家
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    これはどちらかといえば鳴きません。
    鳴くと安手確定ですので
    それに見合うアガリ確率がなければ期待ポイントは最大にならないでしょう。

    しかし仕掛けることによって
    アガリ確率は飛躍的に上昇します。仕掛けなければ期待ポイントマイナス確定みたいなものですので、鳴くのが悪いとも全く思いません。

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    鳴かないメリットの一つは、こうしたリスク回避効率が高まることです。見合わない手で致命傷を避ける、最終的に条件を満たせる位置にいることを目標にするということ。

    1戦目・東2局2本場・南家
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    対してこれは仕掛けます。形不十分ですがこの手牌には起爆剤があり
    うまくいけばMAXハネマンまで見えちゃうかも――

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    ――といったら少々ポジティブすぎるかもしれませんが、見合う手になりそうな可能性を孕んでいるのなら、積極的にリスクを負う選択も有りということです。

    1戦目・南1局1本場・西家
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    「絞ると損」的な話は何度もしてきたと思いますが、「絞らないと損」という例も挙げましょう。上図はラス目を争うライバルの親がオタ風ポンの局面です。

    ここは「しまっていこー!」と思います。
    絞ると自分の受け入れを狭くして損をしますが、両脇の2人は得をします。

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    ライバル以外の2人に得してもらってライバルのアガリを防ぐということです。

    1戦目・南3局0本場・東家
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    テンパイです。待ち取りは5月20日の十段坂でも紹介しましたが
    「隣牌枚数理論」それと「ライン・トラップ」の複合で――

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    こちらを選びました。追いかけリーチ上等です。
    むしろこれによってかなり勝率アップしたのではないかと思いましたが・・・動かざること王牌の如し。

    2戦目・東1局1本場・南家
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    ドラ3で自分が注目を浴びている中、下家がsをプッシュしてきました。

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    次巡持ってきた
    mは必ず空切りします。そうするとどういう効果があるかというと
    今度も8sが通るかどうか、他家にはわからなくなってしまいます。

    これが空切り3大スキルの内の一つ、安全牌リセットです。

    空切りの効果は相手によっても変わりますし、効果があるとしてもどの程度のものか全くわかりませんが、安全牌リセットのようなケースは

    「あ、押されたー。んじゃ、リセット」

    というように考える間もなく
    反射的に、息を吐くように自然にできるようになっておきましょう。3大スキルのあとのふたつはって?まあいつか紹介することもあるでしょう。

    3戦目・東4局0本場・南家
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    自分がテンパイ、対面が2フーローの瞬間です。
    テンパイで思考を停止してはいけません。この段階で考えておくべきことは

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    こうした変化の種を引いてきたらどうするのか?
    この手牌はなんら勝負手ではないので、どのあたりで撤収するのか?ということ。

    この6s、あとpsの変化選択くらいはもう決めておくべきですね。

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    対面はを仕掛け始めてからあの
    sには声がかからずでした。
    1sを引っ張ったのはより安全ぽいからかなー?

    テンパイかどうかも微妙だし
    だとしたら
    カンsの方が若干優秀に見える待ちなのでツモ切りましたが・・・

    切りの時に1sを引いたというオチでした。

    3戦目・南3局0本場・西家2913e93e7d19a1257dd01d0cf17bbb24b8c34984

    同様に、このテンパイで思考を止めてはならない。
    大事な南3局です。今後の他家の動向に気を配りつつ――

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    せめてこれ以降はソーズを打たずに単騎待ち変え。
    これくらいは引いてくる前、もう決めておくことですね。

    4戦目・東3局0本場・南家
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    突然ですが僕はホンイツが好きです。愛しているといっても過言ではないでしょう。
    だからこんな配牌も、両面の誘惑に負けぬようここから切り出します。

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    だからといってこれはやりすぎです。理由のひとつは
    起爆剤不足。マンガンになるには赤s引き、を暗刻、または重ねてポンと可能性は少ないです。

    もうひとつは親の河、下家の仕掛けです。
    そうです。
    麻雀はひとりで打っているわけではありません。

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    「相手はカカシじゃねぇんだから!!」

    僕がよく言うセリフです。印象としてどうでしたか?
    こういうのはダメな例です。とりあえず9sを打ちましょう。

    4戦目・東3局1本場・南家
    19d0619d0914b26e5c9651581771d40bae830382

    こういうのは良い例です。
    sのポンテン、sのチーテンは入れません。
    何巡目ならテンパイに取るのか?という質問が来るのではないかと思います。

    お答えしましょうそれはズバリ――

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    知りません。やはり「
    時と場合による」のではないでしょうか?

    下家の仕掛けがテンパイっぽかったら鳴きますし、上家、対面が今にもリーチときそうだったら鳴きます。この受け入れは悪くないけど良くもないです。

    対面にmを打たれたこのあたりから「よし鳴こう!」くらいの感覚です。
    これが正しいか正しくないかは、本当に神のみぞ知るところでしょうね。


    1戦目・06/11 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
    http://tenhou.net/0/?log=2014061111gm-00a9-0000-40577c88&tw=2
    2 C:【罪歌】(+7.0) D:zhkdshgy(+50.0) A:たつきむとん(-42.0) B:ニャッピー夏目(-15.0)

    2戦目・06/11 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
    http://tenhou.net/0/?log=2014061112gm-00a9-0000-ed227481&tw=1
    2 B:【罪歌】(+8.0) C:輝(-36.0) D:自称最強雀士3(+51.0) A:senurl(-23.0)

    3戦目・06/11 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
    http://tenhou.net/0/?log=2014061113gm-00a9-0000-789b18e4&tw=0
    1 A:【罪歌】(+41.0) B:Ri-Mo-(+6.0) C:確認事項(-30.0) D:s@satake(-17.0)

    4戦目・06/11 | 牌譜 | 鳳南喰赤 |
    http://tenhou.net/0/?log=2014061117gm-00a9-0000-06e12f9e&tw=3
    2 D:【罪歌】(+9.0) A:ZERO-MAX(-45.0) B:ヒルベルト(+49.0) C:ゼンツッパ(-13.0)

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