閉じる
閉じる
×
小さい頃は外で遊ぶことが多かった。
毎日陽が暮れるまで遊んだ。いつからだろう、そうしなくなったのは。
ささいな事にも感動し――
ささいな事にも感極まり――
ささいな事にも胸が高鳴る――
そんな時代も確かにあった。大人になるということは感受性を失っていくということなのかもしれない。失うと同時に得るものもたくさんあるのだけれど。
麻雀の漫画が大好きだった。登場人物の考え方に共感し、展開の行方に興奮し、結末のシーンで感動する。何度も何度も繰り返し読み返しては、無性に麻雀が打ちたくなった。
そんな時期も確かにあったのだ。
南4局・西家
ポン ポン
オーラスの仕掛けは2着キープが精一杯だった。
トップ目からのマンガン直撃、ハネマンツモ以外では着順は上がらない。
下家のラス目のリーチ。ここに放銃は2着→4着まである点差。
その頃の麻雀は、1~2着と2~3着の差が同じの順位点配分だった。
ほどなく下家がツモ切りしたに――
この状況
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
次回配信予定
- 2024/11/29田幸選手の話
コメント
コメントを書く
須田さんの東大流実戦名手みたいな文章ですね。
本当に、麻雀漫画みたいなあがりですね。でも1着がめちゃくちゃえらい場合だったらありですね。
木原 浩一(著者)
いつもありがとうございます。
>7pinさん そうですね。少し意識しているかもしれません。
>ルーさん そうですね。でもこの選択は損得というよりただの趣味ですね(笑)