今更ながら天鳳完全攻略本、少しだけ読みました。
まずは評判の高かった「天鳳位の○箇条」に目を通して――
挫折・・・もう本当に疲れました。やっぱり僕は本を読むのが苦手です(><)
「攻撃型」「守備型」「門前派」「副露派」「手役派」「速攻派」「デジタル」「アナログ」「オカルト」etc・・・
麻雀の打ち筋を分類するのに様々な表現方法がある。あるひとつの分岐点があったとしよう。そこで選択したルートにもその後無数の分岐があって、それをすべて合わせると膨大な選択肢の数となり、同じタイプの打ち筋だとしても何一つ同じ打ち方になるということは考えにくい。
「極めれば正着は一つ」とはいうが、この無数の選択肢から正解が1つしかないなんて筆者には到底そのようには思うことができない。最初の分岐でこのルートを選んだら次はこっち、違うルートを選んだら次はあっち。それを繰り返して「正着打」という同じゴールにたどり着く事だってあると思う。
となると打ち筋の差が問題なのではなく、考え方の本筋が「正着打」と大きくずれていない限り、問題となるのはそのルートを選択した後のこと。自己の戦略に対する打牌精度であったり、実戦でパフォーマンスを発揮できる度胸が重要になってくると思う。
今回決勝の舞台に集いし4人は、今まで歩んできた道のりも、影響を受けてきた出来事も、麻雀を打つ環境ですら何一つ似通うものはない。雀力形成における重要な過程は人それぞれ全く違うものだ。4人が強くなって来た過程、成長に至るまでの経験に共感しながら、今回の観戦記を書き進めていきたいと思う。
第13回日本オープン観戦記より
天鳳位8人による「鳳凰卓で勝ち抜くための天鳳位訓」
今まで歩んできた道のりも、影響を受けてきた出来事も、麻雀を打つ環境ですら、8人もいれば8色の色があり、そこで得たり感じたりしてきたものも違って当然なのです。
ここをこうすれば勝てるようになります!
といったようなインチキ商法みたいなキャッチコピーは信用しないでください。
麻雀は「ここをこうした」それだけで勝てるようになるほど甘いものではありません。
8人は自分の信念の元、戦略を練り、気が遠くなるくらい試行錯誤を繰り返し繰り返し行い、やっとここまでたどり着くための「資格」を得たのです。