コンテの修正と同時並行で、シーン1から作画を開始することになりました。
まだ本格始動とは言いがたい状況ですが、まったりと進めていきたいと思います。
まずは体制固めという意味もあり、既存メンバーによるスモール&スロースタートです。
ある程度安定してから、新規作画メンバーの募集等を行いたいと考えています。
せっかくですので、第2話から予定している制作プロセスの改善点、変更点をまとめます。
これらをシーン1の制作で試行します。(不都合があればやめます)
【改善点1】作画用PSDテンプレートを用意する。
テンプレートを用意することで、作業プロセスを標準化するとともに、新規メンバーのハードルを下げる。
【改善点2】キャラ作画のみ、背景のみでも参加しやすいようにする。
これまでは、原則としてカット単位で担当し、キャラ作画と背景は同一の方に担当いただく形としていました。そのため、一部のカットで担当を別に分けることは特例としていました。しかし、これにはいくつかの問題がありました。
- 背景を別の人に依頼することを希望される方は、その都度、申し出る必要があった
- 進捗管理システムにその都度サブタスクを登録するという事務的な手間がかかった
- 第1話のメンバー募集では「背景を描かないといけないのはちょっと…」という方も多かった
- 難易度の高い背景は制作やリテイクに時間が掛かった
こうしす!第2話は、第1話に比べて非常にカット数が多いため、人手が全然足りません。
したがって、今回は、すべてのカットでキャラ作画と背景を別担当としてもよいことに方針を変更し、制作プロセスの標準化を行うことにしました。
もちろん、基本的には難易度の低い背景や手間の掛からない背景はキャラ作画と同じ方に担当して頂きたいと考えていますが、キャラ作画が得意な方はどんどんキャラを作画していただいて、背景作画が得意な方はどんどん背景を作画して頂いて作業効率を高める効果に期待しています。
【改善点3】兼用BGの使用カットを増やす。
こうしす!第2話は、シーン1に比べてカット数が2倍以上というのは既にご存じの通りです。
手間の掛かるBGは共通素材として予め作っておこうということを考えています。引き伸ばしたり色々やって、ぼかして誤魔化すというカットも多々あるかもしれませんが、温かい目で見守って下さい…w
その代わり引いたアングルのカットでは、背景のクオリティを底上げしようと考えています。
【改善点4】一部の鉄道車両に3Dモデルを使用する。
第2話では、京鉄K133系電車という架空の鉄道車両が登場します。
2006年に投入されたVVVFインバーター搭載の0.5M方式のステンレス車、京姫鉄道の変態技術が大いに詰め込まれた車両という設定です。京姫鉄道にそんな新型車両もあるのかよ、って思われるかも知れませんが、京姫鉄道は古い物を大切に使い続ける方針による反動で、新しい物も大好きという設定があります。OpenFlowをいち早く基幹ネットワークに導入するぐらいですからね。(まぁだいたいルーターとかL2スイッチとしてしか使ってないみたいですが)
これまでは実写トレスしかできなかったのですが、3Dモデルの投入で様々なアングルで描く事ができるようになります。また、今後を見越してサンパチ君(113系3800番台)の3Dモデルを作りたいなと思っていますが、資料集めには苦労しそうですので、まずはK133系ですね。
とまあ、こんな感じです。
完成は来年の夏頃になってしまいそうですね。
その頃はWindows Server 2003のサポート期限切れですかね…w